2023年06月22日

バイク乗り換え体験談

バイク乗り換え体験談

このページは買い替えを勧めるものではないのですが、たどり着いた方はきっと迷っていることと思います。実際に買い替えた自分が、買い替えを検討する際のポイントと買い替え後のポイントをまとめました。

バイクを買う前にチェックしたこと

・足つきが良いか。バイクをまっすぐにした時の足つきを基準にする。自分で運転できそうな高さか
・バイクが取りまわせそうか。前向きに駐車した時バックで出せそうか。
・ハンドルの切れ角はどうか。峠道走るならハンドリングは重要
・自宅の駐車場に停められる幅と長さであること
・予算があるか。ランニングコストはいくらかかるのか(車検や消耗品などの金額を予め聞いておくと良い)
・バイクに大きな傷があったりすぐにダメになるような物かどうか(素人なので見た目ぐらいしかわからないけど)
・中古ならバイクの事故歴、隠すようならそのバイク屋はやめた方が…
・その他自分の欲しい条件
自分の場合は、レギュラーガソリンであること、パニアケースが3つ付いていること、Honda車であること、排気量は大型であること。

因みに下取りに出したバイクは洗車してから持って行くと相手の心象が良くなります。

交渉について

下取り価格は想定より安く提示されるらしいので交渉次第ではもう少しいい価格で買い取ってもらえるかも?
価格以外で工賃の部分は交渉しやすい。(これは元バイク屋の営業から聞いた)オプションで何かつけてもらう際の工賃を無料に…など。グリップヒーターとかナックルガードとかシールドとかスマホホルダーとか。物は買ってくるので取り付けはサービスしてよ、みたいな。

バイクを買ってからの慣らし運転

1.まず低速と低速のカーブと低速から停止の練習

渋滞時の速度である時速5〜10キロで走れればOKです。また1速でアクセルを回さずに進む速度を知っておくと渋滞時に安心です。バイク屋の周辺で練習しました。これはあっさりクリアしました。今までVTR250でやってきたことが生きている感じがしました。
低速と低速のカーブができれば大抵の道は走れます!
次のステップの為にウインカーの出し入れの練習もしておきます。

2.ガソリンの入れ方を練習

買ったばかりのバイクにはちょろっとしかガソリンが入っていないのですぐにガソリンスタンドに行って入れましょう。
(バイク屋から出発する前にガソリンコックについて説明してもらうのを忘れずに)
ここで、すでに低速と低速のカーブと低速からの停止練習が生きていきます。

3.バイクの取りまわしの練習

停車したバイクを発進させるために取りまわしの練習をします。前向きに駐車した時にバックで出られるようにするのが目的です。方法はバイクにまたがったままバックして出るか、片手でハンドルを握りもう片方の手はシートに沿えて歩いてバイクを出すか、どちらでも良いです。駐車場の広いコンビニなどで練習。

4.Uターンの練習

ここでも低速と低速のカーブが生きてきます。まずは誰もいなさそうな幅の広い道で練習。ハンドルを切ってからゆっくりクラッチをつなぎつつアクセルを回してUターン。この時ハンドルがどれだけ切れるか、Uターン時にバイクが描く円の大きさをチェックしておくと良いです。
Uターンは突然やってくるので予め練習しておくと旅先でも安心です。

5.ETCの動作チェック

ETCを通過する際にちゃんと通過できるか試します。万が一ETCのバーが開かなかった時の為にガラガラのインターチェンジで試すことをお勧めします。
無事高速道路に乗れたらギアをトップまで上げてどんなもんかな〜と試運転。加速のふりしてフルスロットルを体験。左右のミラーを見る練習も。いろいろ調べましょう。

6.保証期間を納車時に確認しておきましょう!

レッドバロンでは車種や製造年月日で保証期間が違うのできちんと説明してもらう。他のバイク屋で買った場合もきちんと説明してもらう。保証期間内であれば対応してもらえるからです。
そして保証期間内に色々な運転をして試して悪いところを見つける。いろんな道を走ったりバイクについているボタン類を全部試したり。普段は使わないハザードランプやキルスイッチも使ってみる。壊れているかもしれないから。
私のバイクの場合は勝手にハイビームがついて、オフにできず、さらにエンジンを切っても切れないという初期不良がありました。

7.最大走行距離を知る

「何キロ走ったらガソリンランプが点滅するか?」

を調べておくと給油のタイミングが掴めて安心して旅ができます。
やり方は、ガソリンを満タンまで給油する。ガソリンランプが点滅するまで走る。以上。ポイントはガソリンランプが点滅するタイミングで近くにガソリンスタンドがある状態になるよう経路を設定することです。ガソリンランプが点滅しても数キロは走行できるよう設計されていますので安心を。
また最大走行距離と満タンになった時のガソリンの総量で燃費を計算することもできます。
特に高速道路は50q毎しかガソリンスタンドが無いので計画的な給油が必要です。
今回これをやってガソリンメーターのメモリが均一ではないということを知りました。2メモリの次は1メモリ=ガソリンランプが点滅ということも。
最大走行距離の計測は前のバイク、VTR250でも同じことをしました。VTR250はガソリンメーターが無いので調べておかないとガス欠でロードサービス行き=ツーリング終了になりかねないからです。
逆に、何キロ走ったら自分が疲れるのかを知ることも重要です。バイクによって疲れ方が違います。休憩の目安にもなります。

余談:今回のバイクとの出会い

今回、乗り換えたのは理由がいくつかあって
VTR250で10万キロを越えたから←一番大きな理由
8万キロを越えたあたりから色々修理費がかさんできた
初めて大型に乗れるのは40代までと周りに言われた(体力的・動体視力的な理由から)
パニアケースは雨に濡れても大丈夫なやつがいい、布は濡れる
250tだと高速道路の高速域と追い越しがちょっとしんどい
バイクの振動がきつくなってきた

VTR250は高速道路以外は運転するにはちょうど良いバイクで、不満もなかったのですが、走行距離が10万キロを節目にぼんやり買い替えを検討していました。
希望をレッドバロンに伝えて置いたところ条件を満たすバイクが現れたのですが、その時は忙しくて返事ができずしばらくして売れてしまいました。
そして忘れたころにたまたまレッドバロンに行ったら、売れたはずのバイクが戻ってきていると教えてもらい、実物を見て悪くない、価格も前より下がっているので、一週間悩んだ挙句、買い替えを決意しました。

結果、買い替えて良かったです。たまたま純正のローダウン仕様だったので足つきがとてもよくて運転しやすいです。250tからいきなり大型バイクに乗り換えましたが10年間VTRに乗ってきた経験が凄くいかされて運転も特に困らなかったです。積載が増えてお土産も躊躇なく買えるように。前のバイクより姿勢が楽になったので長距離ツーリングでも楽になりました。
250tだと車検はなかったのですが、今回は車検があるのでランニングコストがかかる事は念頭に置いておかなければいけません。

みなさんも良いバイクライフを!

posted by 新目もり at 10:32 | ツーリングコラム