2年前から気になっていた飯地高原キャンプ場へ行ってきました。 夫の腰痛により荷物を減らさないといけなかったのでバンガロー泊です。
ルート
名古屋高速 → 小牧Jct → 名神 → 中央道 → 恵那IC → 県道68 → 県道412 → 飯地高原キャンプ場 → 県道412 → 県道68 → 県道402 → 坂折棚田 → 県道68 → 国道41 → 県道64 → 県道83 → 三峰(温泉) → 一般道 → 国道19 → 帰宅
目次
google Adsense飯地高原キャンプ場
2年前から知人に教えてもらって気になっていた飯地高原キャンプ場。 去年は行けなかったけど、今回チャンスが回ってきたので行くことにしました。 飯地高原キャンプ場は7月〜9月までの短い間しか営業していないので 数少ない土日と天気とのタイミングが合わないと行けず難易度が高いです。
今年の8月は猛暑過ぎてキャンプは無理。熱中症になったとの話も聞いたので。 9月に入ってからは週末が雨になっていることが多くて 天気に恵まれませんでした。 ところが土曜日の午後から日曜日が晴れる日があったので チャンスだと思っていくことにしました。
岐阜県の八百津にあるので午後から出かけても1時間ほどで着きます。 名古屋からとても近いです。 急いでキャンプ道具をまとめてお昼ご飯を食べてから、さらに食材も買い足して13時に出発。
飯地高原キャンプ場へは高速道路を使うと恵那ICが最寄りになりますが、 買い出しする場合はキャンプ場とは反対方向の恵那市方面へ行く必要があります。 我々は自宅近くのスーパーで買い出ししてから向かいました。 キャンプの買い出しってなぜかいろいろなものを買いすぎてしまい、 普段の食費より高くなってしまいます。
今回はバンガローを前日に予約しました。 キャンプ場は芝生が広がっているのでテントを張ったら気持ちよさそうですが、 夫が腰痛で荷物を減らさないといけなかったので、テント不要のバンガローを予約しました。 テント一式がなくなるだけでもだいぶ荷物が減らせます。
午後に出発すると名古屋市内が渋滞していました。 仕方がないので名古屋高速→小牧Jct→名神→中央道というお金のかかる道のりで恵那ICまで行きました。 恵那ICを下りてすぐの信号の交差点を左に。 一気に田舎の風景が広がり、木曽川沿いを走りました。 この木曽川沿いがとても気持ちが良い道です。 今の時期は彼岸花が咲いていてきれいでした。
ワインディングを超えるとキャンプ場の看板が見えてきました。 看板そばの田んぼが開放感があり雰囲気が良かったので写真撮影。
15時にキャンプ場に着きました。 雨上がりで芝生サイトは水たまりや泥になっているのにテントで埋まっていました。 知人からは「ガラガラ」と聞いていたのに違うじゃないか。と心の中でつぶやく。 芝生サイトの入り口は水たまりになっていたので泥だらけになりそうです。
チェックインを済ませてバンガローへ。 今日は我々1組だけなので、好きなバンガローを選ばせてもらいました。 屋根の一部が透明になっているサンルーフ付きのバンガローです。 素敵なのですが、老朽化により取り壊しが決まっています。
料金は2人で4000円。一人2000円だと思えば安いかな?なんと電源付き。 バイクの乗り入れはできないので管理棟近くに停めました。 荷物を運び出すのがちょっと面倒。
バンガローの中は暑いので網戸付きの窓を開けて換気。 サンルーフのおかげでかなり明るいです。 ただしサンルーフの日が当たる部分は床がかなり傷んでいました。紫外線怖い。 夜は星空が見えるといいけど、今日は月が出るので無理かな。
バンガローにはコンセントの差し込み口が2つあるので電気も使えます。 携帯の電波は届かなかったので充電する必要がなく 我々は持て余しちゃったけど。
バンガローの裏側に平たいスペースがあったので椅子とテーブルをセッティング。 ここで料理や焚火を楽しむことにしました。 飯地高原キャンプ場のバンガローは椅子やテーブルを置くスペースがほとんどありません。 かろうじて我々の選んだバンガローだけスペースがありました。
夕方になって芝生サイトの方を散歩してみると綺麗な夕焼けが。 周りを遮るものが無いので空がよく見えます。 良いサイトだ…。 日が沈むと一気に湿気ってきて外に出してある物が濡れてしまいました。
暗くなってから気づいたのですが、今回ランタンスタンドを忘れてしまいました。 周りに街灯はないので早く料理しないと真っ暗になってしまいます。 バンガロー内でガス火で調理するのは嫌だったのでヘッドライトで調理の続きをしました。 とてもやりづらい。
何とか料理ができたけど、ヘッドライトで食べるのはとてもやりづらい。 ということで、バンガローの中に持ち込んで食べることにしました。 持ってこなかったけど、アルミローテーブルや発泡スチロールの折りたたみ座布団があると便利だなと思います。
今回作ったのは白飯と鶏ちゃん。 白飯を炊いて、ごはんを蒸らしている間にメインの料理を作るのでバーナーが1つで済むのが利点です。 鶏ちゃんのキャベツはカットキャベツ。 鶏モモは唐揚げ用を買うと切ってあるので包丁を使わずに済みます。 米と鶏ちゃんのたれは家から持参。 そんなに食材がかさばりません。
鶏ちゃんはスキレットで調理するとふっくらとして絶妙な味になりとても美味しいです。 スキレットを煙が出るまで熱して、油を敷いて、あらかじめたれにつけ置きした鶏肉を炒める。 軽く炒めたらカットキャベツを入れてスキレットの蓋をして弱火で30分煮る。 これでふっくら味の染みた鶏ちゃんが出来上がります。 白飯が進む味です。お米は2人で1合炊きました。
ご飯を食べた後は再び外に出て焚火。 空気中の湿気を吸って薪が湿気っていました。 アルミのレジャーシートで覆っておけば防げたかもしれない。 マッチでの着火は無理だったので仕方なくバーナーを使ってなんとか着火しました。 (焚火で火おこしして着火するのは楽しみだったのですが)
焚火を見ながら燻製づくり。 私が自作した燻製器で少しずつ燻製を作っていきます。 (燻製器の作り方はこっち) 自宅のキッチンではしょっちゅう使っているけれど、キャンプで使うのは初めて。 上手くいくかな?
初手の燻製は「おやつカルパス」×2、ベビーチーズ×2種×2、ハワイのお土産のマカダミアナッツ マカダミアナッツは砂糖漬けになっていたので溶けて網に着くと困ると思い アルミホイルで適当に皿を作ってその中に入れて燻製しました。 ビーフジャーキー1袋は食べきれないという場合に、一本30円のおやつカルパスはおすすめです。
燻製時間は10分。岩谷のジュニアバーナーで煙が出たら弱火にして10分です。 熱燻なのですぐできるのがとてもいいです。 しかもたくさん入らないから何回も作ってつど出来立てをちまちま食べることができます。 燻製器から漏れる煙がとてもいい香り。
初手の食材はいい感じにいぶされていました。 熱しすぎるとベビーチーズが溶けてしまうので注意です。 焚火を見ながらウーロン茶片手にちまちま食べました。 ハワイのお土産のマカダミアナッツは砂糖が良い感じに焦げて甘みが増して美味しかったです。 おやつカルパスはふっくらジューシーに、ベビーチーズは外カリ中チーズな感じでどれも美味しい。
2番手は厚切りベーコン3枚。3枚しか入らなかった。 量が多いので燻製チップは多めに入れて燻製開始。 10分経ってほんのり茶色になっていました。 テーブルが若干水平じゃなかったので手前のベーコンは燻しが弱くなっていました。 ジューシーさはそのまま残して、より燻されたベーコンに。 そしてこれを食べた後結構お腹いっぱいになってしまいました。
最後はベーコン1枚とウインナー5本。 もともと燻されている食材ですがさらに燻製にしてやろうという魂胆です。 ウインナーはやや乾燥気味になったものの、これはこれで美味しい。 ベーコンの燻製をすると網が脂でギトギトになってしまうのが悩ましいです。
焚火も終わり、洗い物をして夜12時には就寝。 テントサイトの方はまだ騒がしいままでした。 バンガローに戻るとサンルーフに水滴がびっしりついていました。 窓は日が落ちた時点で閉めていたので部屋が湿気ることはなかったけどここまでの湿気とは。 星空はというと、雲が出てきてあまり見えませんでした。
坂折棚田
程よいぬるさのシュラフの中で寝たり起きたりを繰り返しているうちに明け方になっていました。 サンルーフは結露した水滴に覆われて、さらに近くにある街灯が明るくて星空は全く見えませんでした。
朝7時ごろは濃い霧が出ていたけれど30分後には霧が晴れたので朝ご飯を作り始めました。 まだバンガローの所は日陰なので朝露でズボンのすそが濡れてしまう…。
朝ご飯は白飯と目玉焼きとウインナー(昨日の残り)とインスタント味噌汁。 白飯、ウインナー、目玉焼き、味噌汁用のお湯の順番でガスバーナーを使っていきます。
インスタント味噌汁はシェラカップに。シェラカップ万能すぎます。 他はワンプレートで盛り付け。 目玉焼きに醤油を回しかけたらごはんと混ぜて食べます。 行儀悪いけどこれが美味しいです。
午前9時頃にやっとバンガローの方にも日が照ってきたので湿気ったものを乾燥させました。 バンガローの中で撤収準備。 荷物が広げられるのでバンガローってホント楽です。
チェックアウトの時間は「お好きな時に」と言われ戸惑いましたが、 ゆるゆると撤収し、管理人さんと少しおしゃべりしていたら12時になっていました。
飯地高原キャンプ場ではFacebookでイベントをちょこちょこやっているので 天気と機会があれば参加してみたいと思います。 この日は木曽川をカヌーで下りる体験ツアーやっていましたが、 カヌーで体力を根こそぎ抜かれた後にキャンプ道具積んだバイクを運転できる自信が無かったので 参加はあきらめました。 他にも芝生のサイトで星空ナイトバーとかやっているそうです。
飯地高原キャンプ場の北に坂折棚田があるのをツーリングマップルで見つけたので 行ってみることにしました。 余談ですが、岐阜県は棚田の保存に力を入れているそうです。
キャンプ場からの一般道で迷い、 途中の道が通行止めになっているのを知り、 結局元来た道を引き返して 県道68から坂折棚田へ行きました。 車1台分の整備された道を上っていくと山の斜面に沿って何段にも田んぼが広がっていました。 道に沿って登っていくと駐車場がありましたので砂利だったけどバイクを停めて散策。
真っ赤な彼岸花と黄色の田んぼがとても素敵でした。
棚田の後は知人おすすめの温泉「三峰」へ向かいました。 可児という八百津からは微妙な場所に位置しているため高速道路も使えず非常に行きにくかったです。 お昼ご飯も美味しいと知人が言うので途中で食べずに我慢して走ったら 着いたのは14時。
お昼ご飯はからあげ定食。890円でごはんのおかわりができて 唐揚げも大きいのが5個ついてとてもお得です。 が、お腹いっぱいでごはんのお替りはできなかったけど。 温泉は700円でいろいろな種類の温泉を楽しめます。 シルク風呂と炭酸風呂が良かったです。サウナもありました。 ただ、この日はとても混んでいたのでゆっくりできず…。
そして可児という場所からグーグル先生の示すルートによって何とか国道19まで辿り着き、 そこからは下道で帰りました。 シュラフだけ干せなかったので家に帰ってから干しました。
今回の反省点 三峰はよかったけど、キャンプ場からは遠すぎるので次回はもっと近場の温泉にします。 ランタンスタンド忘れないようにしよう。
今回の良かった点 燻製器は大成功でした。 八百津の恵那方面はなかなか良い道!
バンガロー泊で必要なもの
自分のメモ用にバンガローに泊まる時に必要なものを挙げて置きます。 必要なもの シュラフ&シュラフマット…バンガローは断熱材が入っていないので夜は冷えます。気温に対応したシュラフを。 着替え&洗面用具&貴重品等 椅子&テーブル…縁台付のバンガローだったら不要。ほとんどのバンガローでは必要。 調理器具&食材&飲料…バンガローだと片付けは部屋の中に放り込んでおくだけで楽。我々はスキレットや鍋などテントがない分調理器具を増やしています。いろいろな料理を作るのがバンガロー泊での楽しみです。 ヘッドライト…ランタン替わりに。両手があく。様々な使い道があるので持って行ったほうがいい。
あってもなくてもよいもの ランタン&ランタンスタンド…なくても何とかなるが持って行った方が良い。 焚火台…焚火をしたいのなら必要。スペースがないキャンプ場もある。 自立式タープ…日差しがきつい場合に必要。車だったら持って行っても良い。バイクには大きすぎて積めない。 敷物・レジャーシート…窓付きのバンガローではカーテンが無いので室内の電気をつけると外から丸見えです。また夜明けになると明るくなってきます。気になる人は目隠しが必要。 アルミローテーブル…バンガローの中で食べたり飲んだりするのにテーブルとして。床置きしたくない人向け。 座布団…アウトドア用の折りたためる座布団がおすすめ。100均でも売っている。バンガローの中で床に直座りするとお尻が痛くなる人向け。
不要なもの テント一式。寝る所があるのでテントはほぼ不要。 しかしバンガローの横で簡易テントを張って寝ている人を見たことがあります。 凄い空いていると「他に誰も来ないからバンガローの近くにテントやタープを建てていいよ」と言われるキャンプ場もありました。 ヘキサタープ…ロープを張れるスペースがないバンガローが多い。