長野県白馬村に一泊ツーリングしてきました。 山に雪が残っているけれど、ぶっちゃけ暑いぞ!!
ルート 名古屋 → 中央道 → 長野IC → 県道35 → 国道117 → 県道37 → 仁の蔵(お昼ご飯) → 県道36 → 戸隠神社中社 → 大望峠 → 国道406 → 県道322 → 割烹旅館みなみ家(宿)
宿 → 国道148 → 県道33 → 県道31 → 国道148 → 県道306 → 県道25 → 国道158 → 赤かぶの里(休憩) → 県道89 → 中部縦貫道 → 欧風カレーチロル(お昼ご飯) → せせらぎ街道 → 郡上IC → 名古屋
目次
google Adsense1.宿探し
暑くて日帰りツーリングは難しそうなので1泊ツーリングをすることにしました。 最初は海に沈む夕日が見たくて日本海側で宿を探していたけれど、 海水浴シーズンで全然宿が見つからないか、べらぼうに高い宿しかありませんでした。 福井県しおかぜラインで見た海に沈む夕日がもう一度見たいなぁと思って。
しかし、夏の海側は直前予約は難しいと思いました。 民宿やホテルはもちろん、ビジネスホテルも埋まっていました。 福井、石川、富山、上越ほとんどダメ。 (ちなみに上越は一度泊まってみたいと思っているので 海水浴シーズンが終わったらまたリベンジしたいと思います。)
新潟県赤倉温泉か長野県白馬村なら宿がまだまだあるのでその中から選ぶことに。 どちらも泊まるのは初めて。 宿を検索していると猫カフェ併設の宿というのが目にとまりました。 宿についてから30分間猫と遊べるのは楽しそうです。 楽天トラベルで4.85/5と高評価。 料理もレビューによると美味しいらしい。 そして残り1室だったのですぐに予約しました。
宿に「バイクですけど大丈夫ですか?」と尋ねたところ 「屋根はないけど大丈夫です」とのこと。
2.仁の蔵
当日は早朝に出たいので5時起き6時出発 …の予定が寝坊して5時半起き、6時半出発になってしまいました。
暑さ対策のため水分補給はしっかりと取りたいですね。 私の場合は氷だけ詰めた水筒と、1リットルのペットボトルにお茶を入れて持っていきます。 お茶を飲むときに、水筒に飲む分だけのお茶を注ぎ、氷でお茶を冷やしてから飲みます。 この方法で冷え冷えのお茶がいつでも飲めます。 それに、ペットボトルに入れておくとどれだけ自分が水分補給したかわかります。 この前調べてみたら、ツーリング中は思ったより水分補給できていないのがわかりました。
1泊の準備をしてバイクに積み込んで出発しました。 今回はタンデムなので2人分の荷物を1台のバイクに積み込んだけど、 お土産を積む余裕がなくなってしまいました。 戸隠蕎麦買いたいんだけどまずいな。 どうしても入らないなら私がリュックを背負うという最終手段があります。
たぶんカメラ2台分などが荷物が多いと言われる理由だけど、 カメラって1つだけだと撮影中待っている人が手持無沙汰になるんだよねぇ。 だから場所をとるけど2つ持って行きました。 それぞれ何を撮ったか後で見せ合いっこするのは楽しいです。
さっさと高速道路に入り、名二環→名神→中央道へ。 朝早くに出発したけどすでに日差しが強くて眩しい。 まずは神坂PAで休憩。 五平餅を朝食代わりに食べました。五平餅は土日限定らしいです。 恵那峡SAを避けたのはいつも混んでいるからです。 早朝に行っても車中泊の車だらけで結構混んでいます。
長い恵那峡トンネルを抜けて駒ヶ根SAで2回目の休憩。 ここでしか食べられないスムージーをいただきました。 夫はトマト、私はバナナミルク。 トマトはトマトの味が強いですが青臭い感じはありません。 塩を混ぜると甘みがでるのでおすすめ。
バナナミルクは初めてだったので今回選んでみました。 バナナをミキサーで混ぜているのに、すさまじいもったり感。 かなり粘り気のある液体でストローで飲むにはかなり吸引力を必要とします。 なので、飲むじゃなくてスプーンですくって食べる羽目に。 そしてスローフードになるのでお腹いっぱいになりました。 体力を温存するために今回はこまめに休憩を入れました。 まだまだ先は長い。
次に停まったのは梓川SA。 天気が良くて長野といえど暑くなってきたので食堂で座って20分ぐらい休憩しました。 この後は渋滞が続いたのでSAPAには寄らず、結果的に最後の休憩になりました。 長野自動車道に入ってから車線が1つしかなくて、渋滞に巻き込まれました。
長野ICで下りて県道35を北上しました。 まっすぐに進んでしまうと善光寺に入り、周辺の渋滞に巻き込まれてしまいます。 善光寺は寄らないので、グーグルマップで回避ルートを探して 善光寺の裏を通るルートで渋滞を回避。 その後県道37を北上しました。
ツーリングマップルによるとこの道は快走路らしい。 まず県道37に入ってからすぐのところに農産物直売所やフルーツ(主にスイカ)が食べられるお店が点在していて賑わっていました。 ひまわり畑も見られました。
ワインディングを抜けると長いトンネルがあり、その先は田んぼが広がっています。 広くて開放感のある気持ちいい道でした。 県道37の終点近くにお蕎麦屋さんを見かけました。 もう12時近かったので引き返して蕎麦屋「仁の蔵」に入ることに。 戸隠蕎麦じゃないけれど、お腹が空いたので食べられればなんでもいいか。
お店に入ると席がちょうど1つ空いていましたのでそこに座りました。 地元の人が食べにくる蕎麦屋の様です。 家族連れでにぎわっていました。 天ぷらざるそばを注文。メニューの種類が少ないので迷わずに済みました。 どんどんお客が入ってきて空席待ちになっていました。
運ばれてきた天ぷらざるそばは天ぷらの量が多かったです。 ナス、ニンジン、ピーマン、サツマイモ、しめじ、えんどうまめ 種類が多くて食べるのが楽しくなります。 ざるそばはモチッとしていて濃い目のつゆによく合います。 ホールの店員が外国人だったけど日本語ペラペラでした。
お昼ご飯を食べ終わってお店の外に出てみると駐車場は満車になっていました。 周辺の飲食店が仁の蔵以外には無いのでみんなお店に吸い込まれているようです。
3.戸隠神社
そのまま県道37から県道36へ。 戸隠神社に向かう道の一つです。 木漏れ日の刺す山の中を通る道で明るくて見た目気持ちいいです。 ただ、真昼なのでとても暑かったです。
キャンプ場を通過し、戸隠神社の奥社へ… と行きたかったのですが、なんと駐車場が400円と有料でした。 しかも、地図で見ると奥社への道が1.5qほどあり、かなり歩くようです。 暑さでへばっている我々はそのまま通過しました。
そこから走ること15分ほど、戸隠神社中社へと着きました。 神社近くの駐車場は満車だったのでちょっと歩くことになるけれど離れた駐車場へ。 観光バスも停まっていました。 我々は奥の方の駐車スペースに停めました。そこしか空いていませんでした。 日陰が全くない駐車場なので戻ってくるころにはバイクが熱くなっているだろうなぁ。 我々は帽子をかぶって中社へ。
中社では参拝客が順番待ちになっているほどの混雑ぶり。 正月の初詣のような感じ。 我々も並んでお参りしました。 賽銭箱手前に階段があるのですが、段差が高い。
中社は木陰が多くて風が吹くと涼しいです。 名古屋は日陰も暑いからなぁ。 これが山と都市部の暑さの違いかもしれない。 休憩用にベンチがいくつか置いてあるのでそこで休憩。
奥社〜中社までハイキング(トレッキング?)してくる人も半分ぐらいいました。 この暑いのにすごいなと感心してしまいます。 そしてまだ歩くんだという話にビックリ。タフですなぁ。
距離的になかなか戸隠神社には来れないので御朱印をもらってバイクに戻りました。 御朱印帳も混んでいて20分ぐらいの順番待ちになっていました。
戸隠神社からは宿に向かいました。 戸隠神社の中社から南方面に参道があり蕎麦やお土産屋が並んでいます。 残念ながら車で渋滞していたのでとても観光しようという気になれず、素通りしてしまいました。 戸隠蕎麦食べてみたかったけど、結果的に仁の蔵で先に食べておいて本当に良かったです。 あそこで食べずに戸隠蕎麦のお店にしようとしたら 入りづらい&出づらい&お店混んでるの3コンボだったと思います。
途中、大望峠という見晴らしのいい場所があるので寄ってみました。 戸隠山から180°見渡せます。 駐車場が砂利で小さめなのですが、たまたま誰もいませんでした。
道中、コンビニはもちろん、自販機すらないので暑さでどんどん体力が削られて行きました。 ひたすら山道です。 鬼無里(きなさ)の交差点で一休み。 ここに道の駅的な休憩所があります。 今日は本当に暑いので、車もバイクもどんどんここに吸い寄せられます。 お店の売店にはえごまを使った製品がいろいろと並んでいました。 向かい側にはレストランもありました。
一休みしてから1時間走り、国道406を通って宿へ。 白馬にはペンションやホテルがたくさんあります。 楽天トラベルでは宿があまり見つからなかったところを見ると、 このペンション群にほとんど宿泊客が入っているのかと思います。
迷わないようにナビをセット。 県道322沿いにはキャンプ用にスーパーや、 登山客向けに登山メーカーのお店などが充実していました。 コンビニは1つだけ、ローソンがあります。
4.猫カフェ付きの宿「みなみ家」
今回はペンション群からちょっと離れた一軒宿です。 猫カフェが18時までなので早めの方が良いかなと15時に到着しました。 戸隠から2時間。結構遠かったです。 チェックインを済ませたら猫カフェの時間と貸切風呂の時間と貸し切りリラックスルームの時間を決めます。 すでに1組チェックインしていましたが、貸切風呂とリラックスルームは1番に使用できることに。 早く宿に着いて良かったです。 18時半から夕食なので貸切風呂とリラックスルームと猫カフェで時間ギリギリです。 (貸切風呂やリラックスルームは夕食後でもいいけど)
宿についてから30分後に猫カフェの時間が来るので慌てて荷物を客室に運びこみました。 ネコカフェは宿泊客は30分無料です。飲み物代は別。 保護ネコだけの猫カフェですが、いろいろな猫がいました。 シャムっぽいの、長毛種、あと雑種。子猫も若い猫も貫禄のある猫もいます。 人懐っこくておもちゃの食いつきもすごく良い。 我々が行った時は人も多かったけど、猫も多いので十分楽しめました。
猫カフェの後は15分後に貸切風呂の時間。 こちらは1畳ほどの小さなお風呂で、2人でちょうどいい感じ。 我々が1番目なので床も乾いているし綺麗。 洗い場が1つだけなので家族で入ると時間がギリギリかもしれません。 脱衣所は半畳ぐらいなのでちょっと狭かったです。 貸切風呂以外にも男女別の温泉があります。 こちらは結局入りませんでした。 ただ、部屋数が少ない小さな宿なのであまり混雑しないと思われます。
貸切風呂に入った後はリラックスルームへ。 マッサージチェアが2台おいてあるので早速使いました。 バイクで疲れている足腰肩にはありがたい。 部屋が貸切なので好きな音楽をかけて窓に見える山々を眺めながら寛ぎました。
18時半まで途中のコンビニで買った麦茶を飲んだりベッドに寝転がったりして休憩。 夕食は1階の掘りごたつの食堂で頂きます。 お料理は1品ずつ出てきます。 見たことも聞いたこともない野菜を使った料理ばかりで、 見るのも食べるのもすごく楽しめました。 どの料理も美味しかったです。 ゆっくり食事が出てくるので終わったころには19時を回っていました。
食事の途中にくじ引きがあり、3等の花火を貰ったので旅館の前の道路でやることにしました。 自宅に持って帰っても花火できる所がないので…。 バケツとライターをお借りして浴衣で花火。 花火は4種類入っている小さいやつだけど、これぐらいの量がちょうどいいです。 花火が明るくて目に残像が残ってしまいましたが思い出になりました。
花火を終えて旅館の近くで星空の撮影をしました。 街灯が無くて真っ暗なので星がたくさん見えます。 撮影を終えて部屋に戻り就寝。
5.平湯を通って帰宅
2日目は家に帰るのですが、そのまま帰るとほとんどが高速道路でつまらないなぁと 思ったので、ルートを変更してみました。 松本まで南下して平湯を通って高山から帰るというややヘビーなルートです。 運転する夫が「高山+せせらぎ街道に来たらすごく安心する」といったのでこのルートになりました。
朝食は昨日と違い食堂に来ると用意されていました。 沢山のおかずとご飯と漬物が美味しいです。 宿を後にしたのは9時ごろ。遅い出発となりました。
せっかく白馬に来たので山をもっと近くで見たいと思い県道322の行き止まりまで行ってみました。 これから行こうと思う人へ、この道は用がないなら行かない方が良いです。 1車線道路がずっと続き道路はぼこぼこだし、見通しは悪いし、対向車は結構下りてくるしで大変でした。 さらにこの狭い道をバスが巡回しています。 行き止まりの先は登山道になっており、有料駐車場がほぼ満車になっていました。
行っても橋までにすることをお勧めします。(写真の場所) ここまでなら2車線あるので対向車に苦労することはないです。 橋のちかくには温泉があります。
県道322の寄り道を終えていよいよ白馬を後にします。 国道148は9時半だとすでに交通量が多くて流れがゆっくりなので県道33、31を通りました。 こちらはツーリングマップルで快走路になっており、空いています。 その後一度国道148に合流してから県道306へ。 川沿いを走る道です。こちらはやや交通量があるけど流れは速いです。 途中、道の駅安曇野松川に寄って休憩。 その後、ちょっと迷ったけどグーグルマップを駆使して県道25へ。
県道25から国道158へ。やっと平湯に通じる道に入れました。 ここからは1本道で渋滞ゾーンです。 上高地行きのシャトルバスが時速40qで走るのでどうしても渋滞になってしまいます。 前線追い越し禁止だし、暑いけれどあきらめるしかありません。 道の駅風穴の里辺りでバスが停まるのでその先は流れが戻るのでそこまで我慢。
平湯温泉は通過して高山に抜けると一安心です。 何度も来ている場所なので緊張状態が解除されます。 お昼ご飯は欧風カレーチロルで。 13時過ぎているので空いていますがぽつぽつと客がやってきているところを見ると やっぱり人気なんだなと思います。 しばらく休憩してからせせらぎ街道を経由して郡上へ。 郡上ICから高速道路を使って自宅へ帰りました。
今回は宿が良すぎてしばらく余韻に浸っていました。 部屋数少ないし、夜は静かだし、猫カフェ・温泉で癒されるし、何よりごはんが美味しい。 大人数ではいけないけど、ゆったりするにはおすすめの宿です。 帰りのルートはちとよくばりすぎた感があります。 安曇野から高速道路一直線で帰ってもよかったかなと。 ただ、バイク乗っているのに高速道路ばかりだと飽きてしまうし 走って景色を楽しむのができないのが勿体ないかなと思ってしまいます。 ルートは悩みどころですね。