2018年06月11日

福井県麻那姫湖キャンプツーリング

名古屋発日帰りツーリングブログtitle75 岐阜県と福井県の県境近くにある麻那姫湖でキャンプツーリングしてきました。
トイレが公園レベルだということを除けば川沿い・芝生・日当たり良好でロケーションは抜群です。

目次

  1. キャンプ場について
  2. 旅の記録
  3. 食事
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1.キャンプ場について

おすすめ度★★★★★/5
価格が安い、日当たり良好、見晴らし良い。
トイレは公園並みのレベルで和式がほとんど。
買い出しが1時間半かかるので遠い、トイレを除けばロケーションはよい。
デイキャンプの人が良い場所をとるが川沿いでなければ空いている。
フリーサイトとオートサイトがある。
バイク料金:300円 受付は17時でしまってしまうので注意。
薪:750円
オートサイトは入場料+500円(今回は利用せず)とにかく安い。
ゴミは持ち帰ること。とパンフレットにある。缶瓶ペットボトルは捨てられる。

岐阜県(白鳥IC)からだと何気に遠いのが難点。
県道230を通ろうと思っている人へ。
1車線のガレている狭い道路です。
九頭竜湖が見えなくなった辺りからガードレールなしの崖道になる。
お墓があったりするので地元車両がたまに対向車で来ます。よけられる腕があるならいい。
冬季通行止めになります。通れるのは5月〜11月まで。

買い出しは最寄りが大野市の「生鮮館」。勝山市に「みつわ」がある。
勝山市に白山ワイナリーがある。大野市も日本酒の産地。
お風呂は六呂師高原温泉かあったかランドか平成の湯。
どれもキャンプ場から遠い。

サイトは芝。川沿いの場所もある。
子供の遊び場になっているため杭の中は車両乗り入れ禁止。テントも張ってはダメ。
ペグはプラペグでもOK。
車の乗り入れ可。

良い点

ロケーションがよい。広い。
夜はかなり冷え込むが昼間はかなり暖かくなる。
昼は暑い&日陰が全くないのでタープが必要。
日の出が早く、日が当たればだいぶ暖かくなる。
風が強い。夜でも強い。薪がどんどん燃えていった。
雪解け水なのか、川の水が冷たい。流れが速い。川の音で夜は静か。
山奥のサイトだが乾燥している。グランドシートが全然湿っていなかった。
道中の道が楽しめる。落石注意。

悪い点

最寄りのスーパーまで1.5時間。お風呂はさらに遠い。
山奥にあるサイトなので買い出しを済ませてから行く必要がある。
ガードレールなし、真っ暗になるのでとても夜中には買い出しできない。
トイレが公園にあるような和式、一部は洋式だが冷えてる。トイレは覚悟を。
水場も公園にあるような水道水が出るだけのもの。簡素。

2.旅の記録

麻那姫湖にはデイキャンプで何度か使ったことはあるけれど、泊まるのは初。
ずっと気になっていたのでキャンプすることにしました。
麻那姫湖は最高気温25℃、最低気温13℃と寒暖の差が激しいです。
天気は晴れとかなり良かったです。

名古屋から高速道路で白鳥ICまで、そこから国道158を1.5時間ほど走り九頭竜湖を抜けます。
九頭竜湖ではちょうど桜が見ごろでした。
名古屋ではもうとっくに終わっているのに。
道の駅九頭竜湖はさくらまつりでいつも以上に混み合っていました。駐車場が。
ここでお昼御飯用にマイタケ弁当を買いました。
キャンプ場に行く途中にあるので便利です。

九頭竜湖 桜を見ながら九頭竜湖を抜けて大野市へ。
麻那姫湖周辺には何もないので買い出ししていく必要があります。
一番近いのは大野市にある生鮮館だけど、我々はもう少し先にあるホームセンターみつわへ。
だいたいいつもみつわで買い物しています。
向かい側に温泉もあります。(温泉は明日入るけど)

住宅街を抜けて山道を走ること1時間。
深い山の中に麻耶姫湖青年旅行村(麻那姫湖キャンプ場の正式名称)があります。
山の中だけど芝生になっているので日当たりが良いです。
我々は13時ごろ到着。
すでにデイキャンプ組が良い場所を占領していました。

受付で料金を支払い説明を受けて入場。
杭より内側はテントやタープ設営禁止で車両乗り入れも禁止。
杭より外側ならバイクも乗り入れられます。
料金はバイクは300円と超安いです。

麻那姫湖キャンプ 川沿いで誰もいない国道側の場所にキャンプを張ることにしました。
日差しが強いのでタープがないとかなり厳しい。
風が通り抜けるので日陰があるとなんとか涼しいです。
川向うには桜が咲いていました。
桜を見ながらキャンプできるなんて最高!

道の駅九頭竜 マイタケ弁当 設営終えたらお昼ご飯。道の駅九頭竜マイタケ弁当
キャンプで昼ごはんも夜ご飯も作るとなるとかなり大変です。
実際に2食作ってみるとご飯作るだけでキャンプの時間の大半を占めてしまいます。楽しめない。
食材も増えるし、チェックインが午後からなのに設営前に調理器具出して料理となると時間がかかってしまいます。
ですので、キャンプ場につく前に外食で済ませてしまうか
今回みたいにお弁当を買って持っていくことをお勧めします。
マクドナルドでもイイ!!

日当たりがよく暑いので水分補給が多くなり、昼間なのにお茶がだいぶ減ってしまいました。
お茶はいつも500mlを2本買っていくのですが、この暑さのせいで足りない。
買い出しに行こうにもここから1時間はかかる…。
水道はあるけれど一度沸かさないと飲むには不向きです。
とりあえず夜までもたせるように補給量を減らすことにしました。

暑い日のキャンプは飲み物は2人で2リットルは行けることがわかりました。
次からは2リットル入りのお茶を1本買おう。安いし。
寒くなったらペットボトルのお茶を沸かせばホットになるので余っても困らなさそうです。

自作ランタンポール パイルドライバー 今回のキャンプで試したかったこと、それはランタンポールの自作です。
本当はスノーピークから出ているパイルドライバーが欲しかったのですが、
収納サイズが110センチと長すぎてバイクに乗りません。
そこで自宅にあるもの+αで何とかできないかなと考えたのがこちら。

自宅にある連結式ポールと単管用の固定ベース。
固定ベースは全然見つからなくて苦労しましたが、ホームセンターのブロック塀の辺りに売っていました。
ポールを固定ベースに入れると隙間ができるので手ぬぐいを突っ込み隙間を埋めて仮止め。
これで結構安定します。
さらに固定ベースの四隅にある穴にペグを打ち込んで固定すればさらに安定。
固定ベース自体が500gと結構重いので安定感があります。
費用も300円ぐらいなので安く作れると思います。

ランタンスタンドは100均で売っているS字フックをゆるやかに曲げて作りました。
手で曲げるとビニール部分が破けない。
ランタンの重みで引っ掛かり吊り下げるのでランタンをつるしつつ曲げる角度を調節するといいです。
これは検索すると作り方が載っています。

ポールはショックコードの入っていない連結式をお勧めします。
これはランタンスタンドが高すぎて光が届かない場合にポールの長さを調節するためです。
写真では3本使用しているけれど夜になってランタンの光が弱いのでポールは2本に減らしました。

ランタンスタンドがあると調理するときに上から照らせて鍋が明るい!
固定ベースが立体的な作りで収納するのにちょっと邪魔だけどとても便利です。

今回の夕食は私がスープ、夫はパエリアを作りました。
焚火の五徳を買ったのでスープは焚火で作ることになりました。
今回は失敗しにくいであろうわかめスープにしました。
味付けはウェイパーと塩で。わかめは乾燥わかめを使いました。

キャンプ鍋 調理方法は水を沸かしてウェイパーとわかめやシメジや揚げを入れて煮込むだけ。
といたってシンプルです。
簡単調理のはずなんですが、お湯が沸かない。
日が落ちてから風が強くなったので焚火はよく燃えているのに…。

沸騰しないままウェイパーと具を入れて煮込みました。
うーん、1時間ほど待ってみたのですがお湯が沸きません。
ガス火に変えたいけど夫がパエリアを作っているのでバーナーが使えません。

パエリアはというと、煮込みの段階に入っていました。
具を炒めてカレー粉を入れて米を入れて炒めて水を入れていたのですが
具の量が多すぎて分量の水が全部鍋に入りきらないようです。
すでにスキレットに山盛りになっている米と具。
しかも火力が足りないのかお米がぱちぱち音を立てていない。
これはまずいぞ。

パエリアはガスバーナーで作っているのに水を入れてもなかなか煮えない。
しかも分量の水はまだ残っている。
お米が少し水を吸って大きくなってきました。
1時間ぐらい煮えないパエリアづくりに格闘していた夫がギブアップしました。 「パエリア失敗した」

最悪です。夕食がスープだけになってしまいました。
バーナーが空いたのでスープを火にかけてとりあえずそれだけ頂く。
ウェイパーが少なかったのかスープは薄味でした。
もう少し多めに持ってこればよかったな。
私も失敗してしまいました。

スープだけでは足りないので翌日の朝食にとっておいたおにぎりを食べることにしました。
まだほかにも朝食用に食材はあるので大丈夫。
たとえ朝食はなくなってしまっても撤収後にカフェやコンビニで食べればよい。
夕食は買い出しにも行けないので優先させます。
おなかが空いて寝られないのは辛いからです。
空腹のまま翌朝起きるのも辛いです。

キャンプではトラブルが起きても冷静になって考えるとなんとか対処方法が見つかるものです。
こういう固定観念が崩されていくのがキャンプの楽しみの一つだと私は思います。
(ゲシュタルト崩壊というヤツです)

夜になってかなり冷え込んできました。
天気予報では最低気温13℃となっていたけれど体感からもっと冷え込んでいると思います。
風も強くなっていて薪があっという間になくなってしまいました。
ただ不思議なのは川沿いなのにカラッとしていること。
今までの川沿いや山のキャンプ場では夜になると湿気が下りてくるのに
ここはそうじゃない。
空気が乾燥していてテントやタープもさらっさらです。

麻那姫湖キャンプ場 星がよく見えるので星空の撮影をちょこっと。
キャンプ場で星を撮るのが好きですが、最近はピント合わせや撮影場所探しが面倒になってきました。
でも桜と星空がとれるめったにないチャンス。

麻那姫湖キャンプ場 翌朝、日の出前から空が明るくなってきたので目が覚めてしまいました。
川向うを見ると桜と山がぼんやり霧かかっていて綺麗です。
5時を過ぎるとようやく日が昇ってきました。
山中のキャンプ場にしては日の出が早いかもしれません。

キャンプ朝食 翌日の朝食はベーコンエッグ。
パエリアで余ったプチトマトと(自宅の)冷蔵庫の残りのハムも一緒です。
おにぎりは昨日食べちゃったけれどパエリアで使わなかったコメを炊きました。朝食はこれで十分。
スキレットでベーコンエッグを焼くと視覚的にテンション上がります。

日が十分当たってから撤収開始。
日が当たると一気に気温が上がっていきます。暑い。
タープの下で休憩しつつ少しずつ片付けをしてきました。
グランドシートを裏返してみると全然湿っていません。
テントも乾いているのですぐに収納できました。
乾かさなくていいのは時短になります。

キャンプ場の居心地がいいのでついついのんびりしてしまいまして
バイクに積み込み終わったのが11時。
デイキャンプ組がやってきて肉を焼き始めたにおいがしている頃でした。
チェックアウトの時間が設定されていないので夕方までのんびりすることも可能です。

キャンプ場を後にして昨日買い出しをしたみつわ、の向かい側にある温泉に入りました。
あったまランドという温泉です。
12時を回っていたのでついでにお昼ご飯もここで食べました。
大野市名産醤油カツ丼とおろしそばのセットを注文。
温泉の中のレストランなので期待していなかったけれど、これがが美味しかったです。

その後は九頭竜湖を通り白鳥ICから高速道路で名古屋まで帰りました。

家に帰ってから調べてみたところ、調理するなら火力はの方が良いとのこと。
でも、トライポッドを使って焚火でダッチオーブンを作っている写真をいっぱい見かけます。
今回ダメだったのは風が強かったのが原因かもしれません。
風が強くて火が流されているのがダメだったのかも。 次は炭も持っていこう。

パエリアは家で作った時はうまくいったのですが、それは米が1合だったから
。 もう少し練習してからキャンプで作りたいと夫は言っていました。

今回は反省点の残るキャンプでしたがめげずに次もトライしていきたいです。
トイレのレベルさえ我慢できればキャンプ場はめちゃくちゃよかったです。
また閑散期に行きたいと思います。

3.食事

1日目の昼:道の駅九頭竜で買ったマイタケ弁当
1日目の夜:焚火料理、味噌汁
2日目の朝:ごはんとベーコンエッグ

posted by 新目もり at 08:24 | キャンプツーリング