2017年09月14日

岐阜県一色の森キャンプツーリング

名古屋発日帰りツーリングBlog表紙50.jpg

天気が安定しない中、キャンプツーリングしてきました。
今回は荘川IC近くにある一色の森です。

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1.キャンプ場について 一色の森

お勧め度 ★★★☆☆/5
住所:岐阜県高山市荘川町一色
料金/バイク 1,000円/人+清掃費500円
ただ、ゴミは持って帰る場合は清掃費を支払わなくていいらしい。
これは、我々がバイクでゴミが少ないからそう言っていただけたかもしれないけど…。

林間サイト

針葉樹と広葉樹に囲まれた林間サイト。
木にロープを結べば物干しにしたりハンモックを吊るしたりできる。
オートサイトなのでお隣さんと近い。隣がいないプライベートサイトもある。

トイレ

1か所。洋式トイレが4つ。きれい。
サイトの場所によってはトイレが遠くなる。

地面

※今回はオートサイト利用しました。バイクサイトではありません。
硬い。プラペグが刺さるところと刺さらない所があるので金属ペグもあったほうが良い。
バイクのスタンドはめり込まなかったので板不要。
土サイト。草がところどころ生えており、小さい石も転がっている。
針葉樹の落ち葉がたくさん落ちている場所もあり、濡れると滑る。

良い点

・湿り気さえなければ夏でも19℃まで下がるので涼しい。湿度さえ低ければ…
・トイレがきれい。虫がほとんどいなかった。
・管理人さんが気さくな方。
・温泉は車で10分の桜花の湯で。キャンプ場受付で割引券が買えます。
・キャンプ場に家族貸切風呂もある。
・今だけかも?端材で良ければタダで薪替わりにしていいとのこと。薪代が浮いた。
・川遊びができる。浅いので子供でも大丈夫そう。
・焚火OK

いまいちな点

・夏だからか子供多め。夜までうるさい。
・蚊はいないけどアブを見た。
・キャンプ場内は中ぐらいの石が敷き詰められている砂利道。タイヤちょっと取られた。
・野生の狐が住み着いているようなので食べ物をとられないように注意。

2.ツーリングの話

ルート

1日目 名古屋 → 東海北陸道 → 郡上IC → Aコープ(買い出し)
 → せせらぎ街道 → 国道158 → 欧風カレーチロル(お昼ご飯)
 → 国道158 → 県道452 → 一色の森キャンプ場

2日目
 一色の森キャンプ場 → 県道452 → 国道158
 → せせらぎ街道 → でご一(カフェ)
 → 明宝温泉(温泉&昼食) → せせらぎ街道 → 郡上IC →帰宅

旅の記録・目次

  • 1.ころころと変わる天気予報
  • 2.Aコープで買い出し
  • 3.お昼ご飯はカレー
  • 4.キャンプ場へIN
  • 5.夕食は鍋
  • 6.夜の空撮影
  • 2日目

  • 7.雨あがりの朝食はホットサンド
  • 8.せせらぎ街道にあるカフェへ
  • 9.明宝温泉
  • 10.帰宅

1.ころころと変わる天気予報

キャンプに行けたらいいなぁと思って週末の天気を月曜日からずっとチェックしていました。
キャンプに行きたい場所は荘川の一色の森です。
行きたい場所決まっていないと天気のチェックできないです。

月曜日、火曜日は土日の天気は晴れの予報。
これはキャンプに行けそうかな?と思っていましたが、
水曜日に雨マークに代わっていて、木曜日も雨マークのまま。
もしかして台風5号がくるかもしれないから天気予報が変わってしまったのかもしれません。

金曜日になって雨の時間が短くなっていたのでひょっとすると行けるかも?と思っていたら
土曜日の当日になって雨予報が消えていました。
やったね。これでキャンプに行くことが決定しました。

今年の夏は梅雨明けしたのにまだ雨雲がやってきたりして夏らしくないです。

台風は東海地方には月曜日〜火曜日の間にやってくるようです。
被らなくてよかった。

2.Aコープで買い出し

土曜日の当日、8時半に起きて寝坊してしまいました。
キャンプ場がオープンする9時に電話してバイク2台大人2名の予約をしました。
8月土日だけどサイトの予約が取れました。

9時半過ぎに出発。暑くて荷造りが進まなくてこんな時間になってしまいました。
一宮に向かう名古屋高速道路は春日で通行止めになっていてインター降りてくる車ですごい渋滞に巻き込まれました。
もっと早くに出発していれば巻き込まれずに済んだものを…。

国道22号をのろのろと進んでいくうちに10時半になってしまいました。
一宮ICにたどり着くまでに1時間かかるとは…
そしてまだ高速道路にすら乗っていません。

ようやく一宮木曽川へたどり着いて東海北陸道へ。
渋滞はなくすいすい進んでいきました。風がちょっと強かったけど。
今日はいい天気で空模様が美しいです。

郡上ICで降りてAコープで買い出し。
本当はバローに行くはずが、道を間違えてAコープにたどり着いてしまいました。
夕飯は鍋にするので鍋の材料と飲み物を買いました。
鍋の材料:白菜1/4、まいたけ、もやし、ちくわ、鶏肉。
鶏肉は夫がスキレットで調理します。
前回のツーリングで明宝ハムを買っておいたのでそれも鍋に入れる予定です。

買い出しが済んだら持ってきたコールマンのソフトクーラーバッグに入れて保冷します。
バイクで走っていると日向にいる限り日光を浴びてしまい保冷バッグがどんどん温められてしまいます。
保冷剤は板状のものを3つ用意して3方向を囲うように配置しました。
もう1枚買っておけばよかったかな。

バイクでせせらぎ街道を走りだして、今度は卵を買いに「コケコッコ村」へ行きました。
夏休みだからか、前回に来た時は一台も停まっていなかったのに、今日は大盛況です。
お店の中にはいろいろな種類の卵が売られています。
バイクだから持って帰れないのが残念です。

コケコッコ村.jpg

明日の朝食のホットサンド用にバラ売りの卵を2個買いました。
ばら売りの卵は銘柄は選べないけれど生みたての卵です。
1個40円。家から持ってきた使いまわしのゆで卵ケースに入れて割らないように持っていきました。

せせらぎ街道.jpg
真っ白な雲と青い空とせせらぎ街道の木々を眺めながらのんびりと走っていきました。
後ろから来る早そうなバイクには道を譲り、対向からくるバイクにはピースサインを送りながら。
のんびり走っていましたが、すでに13時を回っていました。
我々はキャンプ場に間に合うのだろうか?

3.お昼ご飯はカレー

お昼ご飯は金曜日の段階で「欧風カレーチロル」に決まっていました。
ここのカレーが美味しいのです。

お店は人気なのでいつも開店前に来て待っていましたが、今回入った時刻は13時40分。
空いていたのですぐに入れました。

私は欧風カレーを、夫はなすのピリ辛カレーを注文しました。
カレーにトッピングもできます。
モッツァレラチーズがカレーによく合って美味しいです。
なすのピリ辛カレーはメニューではなく入り口のボードに書いてあったので限定カレーかもしれません。

欧風カレーチロル.jpg
厨房側にはデザートもあります。
チーズケーキやガトーショコラ、杏仁豆腐などが250円と結構リーズナブルです。

欧風カレーチロル.jpg
セットの小鉢が2個選べます。
写真のようにたくさんの種類があっていつも迷ってしまいます。
迷ってやっと決断したのによく見たたらジャガイモを使った料理2個選んでしまったことがあります。
今回はダブらないように慎重に選びました。
私が選んだのはキッシュとサラダパスタです。
これならジャガイモは被っていません。
小鉢とは別にサラダがついてきます。

欧風カレーチロル.jpg
しばらくしてカレーが運ばれてきました。
夫のカレーには乱切りにされた分厚いなすが乗っかっていました。
14時に近いし、お腹が空いているのですぐにカレーを一口食べました。

熱い。 出来立てだから暖かいのですが、炎天下の中走ってきた体の熱がカレーによって増幅された気がしました。
よくよく考えたら今は真夏で、暑い時に熱い物を食べるという事をしているのです。
カレーを食べるたびに暑くなっていきます。
サラダやキッシュ、パスタサラダなども交互に食べつつカレーを口に運ぶ。
カレー以外のひんやりした食べ物が箸休めになりました。
水も飲み干してしまい、2杯目に。
「暑い暑い」と言いつつもカレー自体はさほど辛くないのでなんとか完食できました。

4.キャンプ場へIN

お昼ご飯を食べた後はキャンプ場へ向かいました。
国道158を1時間ほど進み荘川ICの手前で県道452へ。
この先を進むとキャンプ場があり、その先を進むとやまびこロードへと出られるのですが、
あいにく工事の為通行止めになっていました。
9月30日まで通行止めです。

一色の森キャンプ場.jpg
一色の森キャンプ場でチェックインをすると、今回はオートサイトへと案内されました。
(以前泊まった時はバイク用のサイトでした。)
静かなところを希望したらオートサイトの中でも周りとあまり近くない孤立した場所を用意してくださいました。
今日は家族連れがすごく多いのでこれはありがたいです。
オートサイトは3,000円なのにバイク料金×2台で2,000円になりました。

それと、ごみを捨てるのに一人500円かかるのですが
バイク乗りはゴミが少ないので一人分の500円を払う事で合意しました。
もっとも、ごみを持ち帰れれば払わなくていいよ〜と言われましたが、
缶のごみが出るので支払うことにしました。

管理人のジョリーさんは気さくな方です。
薪を買おうとしたら「端材で良ければただで持って行っていいよ」と言ってくれました。
角材の余りがたくさんあるそうで、薪代わりにいただくことにしました。
薪代が浮きました。
また、荘川IC隣の道の駅にある桜花の湯の割引券が買えるので2名分買いました。
テント設営したらお風呂に行こうと思います。

キャンプ場内は砂利道で4輪なら楽勝、2輪はなかなかむつかしい道です。
砂利が結構大きいのでタイヤを時々取られそうになりました。
小坂の滝の時に酷い砂利道を散々走ったので「あの時ほどはひどくない」と思い、
コケることなくサイトにたどり着きました。
いや、子供の見ている前でバイク倒したらかっこ悪すぎる。

5.夕食は鍋

一色の森キャンプ場.jpg
サイトに着いたら本当に孤立した場所でした。
近くのキャンプしている人の声は聞こえるものの小川を挟んで向こうなのですごくプライベート感があります。
サイト周りは林。広いスペースです。

林間サイトとは言え西日が入ってくる場所だったのでまずタープを立てました。
バイクでキャンプする人でこんなでかいタープを持ってくる人は少数派だと思いますが、
今までも雨除けや日よけになり何かと助かっています。

今回は木がたくさん生えているのでサイドポールは1本だけ使用しました。
あとはロープを木に括りつけてタープを広げました。
林間サイトのいい所は生えている木々を利用できるところです。

我々が使っているのはコールマンのヘキサライトUです。なんとUVカット付きです。
タープの幅が420もあるのですが収納サイズは43pとコンパクトになるのでバイクに何とか積めます。
太いポールにランタンフックもついていて便利です。
ポールは2.2mあるので立って中で動けるのが良いです。
雨漏りは今のところありません。
今日の天気は夜は曇りなのでもしかして小雨が降るかも?

テントを設営しました。
ブルーシートで自作したグラウンドシートの上にモンベルのムーンライト5を設置。
前室付きのテントに買い替えたので、今までテント内に全ての荷物を入れていたのが前室に置けるようになりました。
おかげでテントの中が広くて快適。

イスとテーブルを組み立てていたら足に痛みが走りました。
足を見るとハエに似たような虫が止まっていました。
もしかして、アブ??
今まで見たことないのですが、直感で「こいつはアブだ」と本能がささやきました。
もちろんすぐに手で払って追い出しましたが私の周囲をぶんぶん回って、
私の正面で止まって目が合って首をかしげて…なめとんのかと。
アブは複眼なので目が合うってのも変かもしれませんが目があった気がするのです。
挑発しているのかな?。

すぐさま私はキャンプ道具から蚊取り線香を取り出しライターで引火してタープとテントの周辺に2つ置きました。
さらに、室内用の携帯ベープを取り出してサイト内にまきました。
徹底した虫よけ対策を我々の周りに施しました。

アブがそれでもやってくるので、香水が原因かな?
ググったらアブは香水の匂いと黒い物に来ると書いてあり、両方当てはまる。
インナーに来ている吸湿速乾素材の服は上下黒色だし、汗かいたら臭うかなと思って出発前に香水もつけてきましたが裏目に出るとは。
幸いテントを設営したらお風呂に行くので
キャンプ場近くの桜花の湯に行って香水の匂いを落とすことにしました。

桜花の湯はキャンプ場から車で10分ほど。通り道の景色が農村風景で素敵です。
道の駅にバイクを停めて温泉へ。
キャンプ場で買った割引済み入浴券でスムーズにお風呂へ行けました。
タオルとフェイスタオルを料金追加無しで借りられます。

桜花の湯を満喫したらキャンプ場へ戻りました。
あたりが暗くなる前に夕飯を作りにとりかかりました。
今日の夕食は鍋。
暑い夏に熱い鍋なんて気が狂っていると思いますが、暑さよりも楽な方を選びました。

明宝ハム鍋.jpg
鍋の素2人分を入れて材料の半分を鍋に突っ込む。
明宝ハムを切って上にのせて20分ほど煮込めば完成。
舞茸から良いキノコ出汁がでているので汁まで飲み干せるのがこの鍋のいい所。
鍋のスープを捨てずに済むので洗い物もゴミが出ません。

煮込んでいる間にたき火も起こしました。
これが後々まずいことに…。

鍋を食べ終わったら夫がスキレットで鶏肉料理を作り始めました。
鶏モモ肉をぶつ切りにしてすりおろしニンニク・塩コショウで下味をつける。
白菜やもやしをスキレットに敷いて、その上に鶏肉を載せて蓋をして30分煮込む。

煮込んでいる間に夫が鍋などを洗いに行ってしまいましたので、私一人でスキレットと焚き火の番をしていました。
焚火の火が弱くなってきたので薪代わりの角材を追加しました。
と、後ろに気配を感じたので振り向いてみると…

狐が明日の食材の食パンと風呂敷を咥えて持ち去ろうとしていました!

無意識で「コラー!」と大声を出して
意識で逃げる狐を全族力で追いかけました!

幸い私の怒りが利いたのか狐はぽろっと加えていたものを落とし逃げていきました。
遠くから私を見ていましたが
「まだやるのか?」と私がじりじりと近づくと今度こそ茂みに逃げていきました。

危うく明日の朝食を失うところでした。
食パンは袋に入ったままだったし、狐の歯形などはついていなかったので明日食べることにしました。
キャンプ場で食材を持っていかれそうになったのは初めてです。
こんな明るい時間から出現するとは油断しました。

夫が戻ってきて
「トイレに寄ったら狐が出て撮影しちゃった。
子供たちに追い掛け回されてたけど(動物園的な)注目の的だったよ。」
とややうれしそうに写真を見せてくれました。
何嬉しそうにしてるんだよ、こっちは食材を死守するので大変だったんだぞ…。
写真なんて撮っている余裕なんかなかったんだぞ(撮りたかったさ…)

へとへとな私を尻目にスキレットで調理している鶏肉の様子を見て
「もう食べれるよ」と。
狐と戦っている間にじっくり煮込んだ鶏肉は柔らかくてジューシーで美味しかったです。

一色の森キャンプ場.jpg
「なんか蒸すなぁ」と思ったので、持ってきた温度計で気温を測ってみたところ、
湿度100%!
今日の夜は20℃下がる天気予報だったので過ごしやすいかなと思っていたのですが、
湿度が高いせいで汗はでないけど涼しくもない。

6.夜の空撮影

湿度は高いけどだんだん暗くなってきたので星空の撮影に向かいました。
サイトは林間だけど、キャンプ場受付のあたりは広い草原になっているので
そこなら撮影できるかな?
と思ってカメラと三脚を持ってキャンプ場受付へ。

広い草原に大きな木があり絵になりそうです。
ですが、今日は月が明るくて…。おまけに雲も出てきていました。
月と雲で星はあまり見えなかったので夜景の撮影にしました。

一色の森キャンプ場.jpg
雲の動きがけっこう速いのでシャッタースピードは短め。
我々の影がくっきり見えるほど月がかなり明るい上に移動しているので撮影しても明るい光があるだけになってしまいました。
下手なのでなかなか思ったようには撮影できませんでした。
もっと腕を上げなきゃ。

ふと草原の東側を見ると草原の先にあった山が霧で覆われて雲との境目がなくなっていました。
きっとあの霧は雨でだんだんこちらに向かってくると思い撤収しました。
テントで寝ている最中に雨が降ってきたのでさっき見た霧はこちらにやってきたようです。

7.雨あがりの朝食はホットサンド

天気予報では夜も雨が降らない予定でしたが、外れました。
雨上がりの撤収は面倒で、濡れたものは家に帰ってからもう一度広げて乾燥しなければならないからです。
そのために日が照っているうちに帰宅しなければならず…ああ面倒。

チェックアウトぎりぎりまでいても良いという人は
待っていると朝日が差してくるのである程度は乾かせます。

と、撤収のことを考えつつとりあえず朝ごはんを作ることにしました。
雨は上がっていて、ぽつぽつと木々からしずくが落ちてくるだけになりました。
朝食はホットサンド。
昨夜狐に持っていかれそうになった食パンを使いました。

キャンプの朝食 ホットサンド.jpg
昨日コケコッコ村で買った新鮮卵でスクランブルエッグを作ります。
明宝ハムをサイコロ状に切ります。
ホットサンドメーカーにスクランブルエッグと明宝ハム、ケチャップとマヨネーズも入れて食パンで挟みます。
バーナーで片面3分ずつ温めるとホットサンドの出来上がり。
明宝ハムは鍋に入れてもホットサンドに入れてもおいしくて幅広い料理に使えるなぁと実感しました。

キャンプの朝食 デザート.jpg
デザートにフルーツ缶を食べて終了。
フルーツの甘味がほっとします。

朝食を食べ終わったら撤収作業。
朝食の片付け→イスやテーブルなどの小物片付け→テント片付け→タープ片付け→積み込み
の順番で片付けていきました。
バイクの場合すべての荷物を片付けてから収納しないと積み切れなくなります。
少しでも積荷を減らすためゴミは捨てて帰ったほうが良いと思います。

テントやタープは雨でぬれているので拭いてから収納しました。
2人いるとフライシートなどを地面に置かなくても畳めます。
タープはメインポールとそれを支えるロープを残して他のロープとペグは先に抜いてしまうと
タープがだらりと垂れてくるので拭きやすくなります。

バイクを発進しやすいよう前向きに移動してから荷物を積み込むと
積荷で重くなったバイクを取りまわさなくていいので楽です。

8.せせらぎ街道にあるカフェへ

帰り道もせせらぎ街道を通ることにしました。
テントやタープを干さないといけないのでやや急ぎ気味ですが、ツーリングも楽しみたいので…。

でごいち.jpg
途中でカフェ「でご一」へ寄り道しました。
高山一人旅で寄ってみたもののお昼ご飯が無かったので行けずじまいだったカフェです。
すのまたオートキャンプ場から南へ行ったところにあります。

駐車場は砂利ですが、バイクは道端に停めても良いよと以前オーナーから聞いていたので
道路の端っこに前向きで駐車しました。
バイクを停めているとオーナーがやってきました。
お店に入る前に出迎えてくれました。ちょっとうれしい。

お店はテラス席と室内の席があります。
テラス席からは川とせせらぎ街道を走っていく車が見えます。
ぼんやりそれを眺めるのも良いです。

でごいち.jpg
今回は寝られるとのオーナーのお言葉につられて囲炉裏の席に入りました。
部屋の中に大きな囲炉裏があって涼しい風が通る個室の席です。
ここなら10人ぐらいは入れそうです。
今は我々しかいないので貸し切り状態。

この囲炉裏の部屋、壁に背を向けてもたれると足をちょうど延ばせる広さがあります。
クッションがおいてあってなんだか自分の家のように寛げます。
横になってみるとこれまた気持ちいい。
床にはカーペットが敷かれているのでまぁ大丈夫かと。

飲み物はすべて500円。
コーヒー以外にも紅茶、カフェオレ、ココア、清見産トマトジュース、飲むヨーグルト、ビールorノンアルビールがあります。
食べ物はあんころもちとやきもち。
高めの設定ですが、オーナー曰くこの値段でも完全に趣味です。と。

以前訪れた時にコーヒーとあんころ餅が目玉だとオーナーから聞いていたので、
夫はコーヒー、私は紅茶とあんころ餅2個を注文しました。
と別の客が来たので、注文を取ったあとオーナーは入り口へ行ってしまいました。
夫婦で切り盛りされているお店です。

でごいち.jpg
飲み物が運ばれてきました。
いっしょに運ばれてきたのはお菓子。
このお菓子、塩気が強くてカリッとした食感でおいしい。
汗で失われた塩分が補給される感じでよけい美味しく感じました。
見た目はパスタを揚げたお菓子のような感じです。

あんころもちは忘れられいたらしく、しばらくしてから来ました。
オーナー「作ってあったんだけど持ってくるの忘れてた!」
おちゃめです。

でごいち あんころ餅.jpg
見た目はおはぎ。中はヨモギ餅。
箸で分けようとしたらヨモギ餅が硬くてなかなか分けられない。
何とか分けてみたら緑色のヨモギ餅があんこの下に隠れていました。

食べてみるとヨモギ餅がモチモチです。おいしい。
あんこは粒あんで程よい甘さがあります。分厚く餅を覆っていました。
あんこはお隣さんが作っているそうです。
(隣の建物は別荘らしいです)
こぶし小ぐらいの大きさのあるあんころもち、食べ応えが十分にあり美味しかったです。

結局オーナーとおしゃべりして1時間程でご一で過ごしてから再びせせらぎ街道を走りました。
でご一は冬季閉鎖するので営業は11月までです。

9.明宝温泉

明宝温泉.jpg
ようやく温泉に着いたのは11時半過ぎ。
昨日の分と今日走った分の汗を流しました。
パスカル清見を過ぎたあたりから急に晴れてきて暑くなってきました。
キャンプ場での雨や霧や湿気は一体なんだったんだ…。

人が少なめの明宝温泉はなんだかお湯が熱く感じたので20分ぐらいで出てきてしまいました。
昨日の疲れが取れなかったのでやや熱中症気味かもしれません。
温泉自体は肌がつるつるになるお湯で気持ちいいですよ。

そのまま建物内でお昼ご飯を食べることにしました。
私は味噌カツ定食を、夫は鶏ちゃん定食を注文しました。

ここは食券を買ってから席に着くタイプです。
あとからざるラーメン、冷やしそうめん(天ぷら付き)があるのを知り、
こっちにすればよかったなーとちょっと後悔しました。

店内はテーブル席と座敷があります。
テーブル席について食事が運ばれるのを待つ我々。
ちょっと混んでいるので時間がかかりました。

その間にずっと気になって議題を。

「クーラーボックス変えたほうが良いんじゃないか?」

今使っているソフトクーラーボックスは折り畳むとコンパクトになるのが利点なのですが、
毎回折りたたまずにバイクに積み、ボックスのまま持ち帰っています。
折りたたまずに持って帰っているのは
調味料や保冷剤などをクーラーボックスから出して入れる場所が無いから。
クーラーボックスから出してしまうとバターが溶けてしまうから。
ソフトクーラーボックスの利点を全く生かしていません。

やがて食事が運ばれてきてもその議題を慎重?に討論しました。

だったら、ソフトクーラーボックスじゃなくても良くないか?
いっそのことハードケースにしちゃえば?

ハードケースだと机代わりにまたはイス代わりになるからキャンプの時に便利そうです。
保冷力もアップします。地べたに置いても平気です。
バイクに積載したとき、平らなので上に荷物を積めます。
ソフトケースでは崩れそうなので上がデッドスペースでした。
その分ケースが重くなるけれど…。

ハードケース良さげだね!
という結論になって、帰ってから探すことに決まりました。
話が長引いて、食事は終わってしまっていました。

10.帰宅

家に帰って早くクーラーボックスを探さなきゃ!ということで
明宝温泉から郡上まで休憩無しで進んでいきました。
途中の道の駅は無視して、郡上で給油してからICに乗って高速道路へ。

帰りの東海北陸道は横風が強くて押し流されそうになったけれど何とか名古屋へ。
15時頃に家に着いたのでへとへとな体に気力を注いでテントやタープを干しました。
名古屋はピーカンで風も強かったのですぐに乾きました。

ただ、狭い駐車場なので干すものが多かったです。
タープやテントは大きいので交代でしか干せなかった。
テントマットも湿っていたし、グラウンドシートも干した。
アルミレジャーシートも両面湿っていたのでこれも2枚干す。
忘れがちだけどペグもぬれた土がついているのでしっかり乾かして土を落としました。
風が強いので飛ばされぬようヘルメットなどで重しを忘れずに。

夕食を食べた後ネットでクーラーボックス探し。
長方形で、20Lほど、バイクに固定できそうなもの。できれば軽いと良いな…。
20Lで正方形のものはいっぱいあるけれど長方形のものはあまりありません。

今のところキャプテンスタッグのクーラーボックスが良いんじゃないか?と思っています。
今度のキャンプまでに買っておかなきゃ。

今回のキャンプでは「真夏のキャンプは我々には無理」という事がわかりました。
2人とも汗っかきなので暑すぎて眠れない、高温多湿の中でキャンプするのがキツイです。
夏後半はゲリラ豪雨で雨上がりの撤収も辛い。
真夏のキャンプは二度とやらないと…思います。
夏のキャンプが好きな方ごめんなさい。><
夏はビジネスホテルで泊まるほうが良いです。

後日談

クーラーボックスはコーナンに売っていたものを買いました。
VTRに乗せられる幅でちょうどいい物がありまして。
24.5Lと我々にはちょうど良いサイズです。
普通に2人で使う分には大きいと思いますが、我々のキャンプは飲み物が多いのでこれぐらいがちょうどいいです。
今度キャンプに持って行って実力を試したいと思います。

posted by 新目もり at 12:33 | ツーリング【岐阜県】