今回女1人旅、ソロツーリングでした。
「普段2人でツーリングすると絶対に行かないところを回ってみよう」を目的にゆるーく旅をしてきました。
ルート:行きは下道で、帰りは郡上から名古屋まで高速道路で。 名古屋→国道22→国道156→県道94→県道290→県道81→国道256→モネの池(根道神社) →国道256→県道81→国道156→道の駅明宝→国道472→道の駅パスカル清見→県道73→ウッドフォーラム飛騨 →国道158→国道41→?道をロスト→国道158→自然薯のお店「茶茶」 →国道158→国道41→国道158→ゲストハウス →ひだまりの湯→高山市古い町並み散策→ゲストハウスに戻って就寝
ゲストハウス発→国道41→道の駅飛騨街道なぎさ→県道437→南飛騨小坂→ひめしゃがの湯→巌立峡 →県道437→国道41→一般道→国道361→道の駅ひだ朝日村 →国道361→県道462→国道158→以下せせらぎ街道経由で郡上ICから名古屋へ帰宅
旅の記録・目次
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1.一人旅の目的
なんとなく、一人旅がしたいなぁと思っていました。 ツーリングで一日300kmは走れるようになったし、高速道路も運転できるようになったし、苦手な自主経路と地図の読み方もだんだんわかってきました。 次のステップといえば、一人旅=ソロツーリングになるのかなと。
ということで、プチ修行の旅に出ました。一泊二日の小さな旅です。
行先は、最初はイージーモードで、知多半島に泊まろうと考えていました。 知多半島なら何か失敗してもすぐに戻れるし自宅も近いしリスクが少ないからです。
ただ、夫に一人旅の話をしたときになぜかスケールのでかい話をされてちょっと行先を考えなおすことに。 温泉でのんびりしたら?とか 野沢温泉村(片道400km)良かったよねぇ、下呂温泉も良いね。 湯涌温泉も良いよね。(花咲くいろはを一気に見た後だったので) などと。 まぁ自分のスキルからして一日の走行距離300km以内に収めたかったのでどれも却下にしましたが。 ちなみに下呂温泉はあまり行きたいと思わなかったので却下しました。
個人的にはるるぶで見た兵庫県城崎温泉に行きたかったのですが、 今まで一度も行ったことがないのと、ビジネスホテルがなかったので却下。 一人旅で旅館はちょっと金銭的にも精神的にもまだ早いと思うのです。
ということで、我が家のダイニングルームに貼ってある中部地図を見ながら考えた末、無難な高山市に行くことにしました。 ここだったら2人では何度も行くし、高山市なら何度か散策しているのでよく知っている場所だったからです。 初めての旅で無茶しすぎないようにしたいです。
ホテルは、ビジネスホテルだといつも泊まるカテゴリーなので、ここはあえて絶対泊まらないであろうゲストハウスを探しました。 楽天トラベルで探していると「桜ゲストハウス」が女性相部屋が空いているので、地図で場所を確認し、設備がよさそうだったのでそこに決めました。 ただ、宿は当日の朝電話で予約してとることにしました。 当日宿を見つけるという練習も兼ねて。
2.思い付きでモネの池へ
前日に荷物をまとめました。 ゲストハウスはアメニティが無いのでいつもよりも荷物が多いです。 バックパッカーの荷物を参考にして以下のものを入れました。 キャンプの持ち物に似ていて、経験が生きてきた気がします。
ロッカーはゲストハウスに鍵付きのものがあるので南京錠は不要です。 バイクについているGIVIの鍵付きトップケースもありますし。
・歯ブラシ、コップ(キャンプで使っている携帯用コップ) ・2日目の下着と半袖Tシャツ、予備に長袖一枚 ・レインコート(天気は晴れだけど一応) ・ユニクロのウルトラライトダウン(冷え込むので。夜の高山市散策用) ・風呂敷(買い物袋)、手ぬぐい(ハンカチ替わり、すぐ乾く) ・水筒 ・お金(財布は最低限の物のみ入れる、盗まれて困るものは入れない) ・カメラと予備バッテリー ・モバイルバッテリーと充電器一式 ・お風呂セット(どこかの温泉に入りたいので) ジャケットは春秋コットンジャケットで行きました。
当日は夏日のような晴天に恵まれました。 国道22、そのまま岐阜県入りして国道156、県道94へと進みます。
走っている途中に、思いついたのが「モネの池へ行ってみよう」という事でした。 一度行ってみたかったのですが夫と二人だと「人が多いから」という理由で未だ行ったことがない場所です。 テレビで紹介されてから人気のスポットになり観光バスが来るようになり、駐車場も整備されて人が多いと友人から聞いていました。
途中のコンビニに寄ってルートを確認。 ついでにゲストハウスの宿泊予約も完了。 あっさり予約できました。平日なのでお客が少ないみたい。
県道94からファミマを通過し県道290へ。 ちょっとしたワインディングがあり、交通量も少なく山越えの道でした。 住宅街へたどり着いたら北西へ向かい県道81に。 この道は広く浅く流れる板取川と一緒に走る快走路です。 国道256(にごろと呼んでいる)を走り、モネの池へ。近づくと車が渋滞し始めるのでわかるかと。
駐車場は第1〜第3まであります。 一番近くの第1駐車場にバイクだけ停められそうなスペースがあったのですかさずIN。 バイクだと身軽です。特に今日は一台なので。 この日は平日だというのに観光バス2台と多くの車が停まっていました。
第一駐車場から歩いて5分ぐらいのところに池はあります。 池をバックに集合写真を撮っていた人たちがいたけど、3段に並んでしまっては、池は全く見えないのでは…(笑)
モネの池は日陰から写すと水面が全反射してしまいました。 写真を撮ったら池に反射する山と鯉と水草しか写っていませんでした(笑) 日なたを撮影することをお勧めします。

3.せせらぎ街道経由で高山市へ
下道縛りなのでもと来た道を引き返して県道81をずっと進めば国道156につながります。 長良川にぶつかるとかなり南下させられるので道の駅美濃にわか茶屋まで戻されてしまいました。
国道156は渋滞することもなく進み、郡上へ向かいました。 平日なのでトラックは多かったです。
途中、いつもはスルーしてしまう「大滝ドライブイン」で休憩しました。 思えばモネの池からノンストップだったし喉も乾きました。 休憩していると隣の車に乗ったおばあさんから話しかけられました。 「今日はいい天気だねぇ」 「最高です!」
「いまからどこへ行くの?」 「高山市まで行きます」(こういう時有名な地名を言うと楽だ…) 「私も若いころは云々」
といった会話をしました。 そのおばあさんも自分で車を運転し旅をしているようでした。 ソロツーリングだとなぜか話しかけられやすいです。
郡上についた頃からおなかが空き始めました。 いつもなら蕎麦や定食屋で食べてしまうのですが、今回は「1人でしかできないこと」をテーマにしているので妥協はしたくありません。 どこにしようか悩みながらも北上していきました。 途中にある飲食店に行こうか迷いながらも、テーマ(縛り)があるので通過しました。 空腹を抱えながら走るのは辛い。
郡上市内を通過して国道472へ。
ここからはせせらぎ街道と呼ばれる林間の快走路が続きます。
平日でランチタイムなのでお値打ちにお昼が食べられるんだろうなぁと思いつつも、真に自分が食べたいものじゃないのでどんどん通過していきます。
道の駅明宝も鶏ちゃん定食に後ろ髪ひかれながらスルー。 その先にあるみずかみというお店でも鶏ちゃんを食べられるのですが、スルー。 道中にあるカフェに寄ってみたもののランチは提供していない、と言われて諦めました。
道の駅パスカル清見について、とりあえず軽く明宝フランクとみたらし団子を食べました。 ここのみたらし団子は高山風?のしょうゆ味です。あっさりしていて好きな味です。 空腹感をちょっと満たして出発。
とうとうせせらぎ街道の終わりにある「ウッドフォーラム飛騨」に来ました。 すでに13時半を回っていました。 休憩をとっていると落ち着きを取り戻したのか、お昼について自分の無意識から案が挙がってきました。 高山市にある自然薯専門店でお昼ご飯を食べよう、と。
夫が自然薯が苦手なので一人である今がチャンス! これは良い案だ!と心の中で思い、自然薯専門店「茶茶」へ向かうことに決めました。 平湯温泉にキャンプに行ったときにチラッと見たりツーリングマップルにも紹介されていてずっと気になっていたお店…であることを思い出しました。
ただ、高山市内を通過したうえで、土地勘があまりない41号のバイパスを通るのでグーグルナビを使うことにしました。 実は使い方は知っているものの、使ってみるのは今回が初めてです。
(1)iPhoneのBluetoothとビーコムのBluetoothをつなげます iPhone側: 設定→Bluetooth→ON ビーコムSB4x: 上下どちらかのボタンを長押し iPhoneの画面にビーコムの接続表示が出るのでタップ。 これでペアリングできると思います。 音量はiPhone側で調節するようです。 ※ナビと他のビーコムとの通信を混同することはできません。 (2)ナビアプリを起動し、ルートを設定します。 私はグーグルナビを使っていますが、ヤフーナビも良いそうです。 ナビ音声を最大にしても走行中は聞き取りにくいです。ナビに案内されると本当に楽です。 地図を使わなくなりそうなくらい。 途中で道を間違えてしまいましたが、すぐに次の案内が始まるので安心できます。 国道41から山と田んぼの道を通り本当に大丈夫かなぁと思いつつも国道158になんとかたどり着き、お店に着いたのは15時。
広い店内に私しかいませんでした。 まぁこの時間なので仕方がないですかね。

結果、量がめちゃくちゃ多くてしばらく動けなくなりました(笑)。 麦飯1合ぐらい。自然薯の天ぷら、とろろそば、小鉢いくつか、多量のとろろ。 自然薯は粘りがかなりあり、美味しかったです。胃が重いですが。 しばらく胃を休めてから、時間もいい具合になってきたのでゲストハウスに向かって走りました。
4.初めてのゲストハウス(国際)
ゲストハウスの場所は飛騨民俗村の近くです。
高山市内を抜けて飛騨民俗村の方へ走っていくと和風な旅館がありその隣にあります。
そこから市街を見下ろすと平湯方面の山々がよく見えました。5月なのにまだ雪をしっかりかぶっていました。
駐車場は砂利。バイクを停めていると管理人さんが出迎えてくれました。 とりあえずチェックイン。 部屋の使い方の説明と、ゲストハウス周辺の飲食店などが書かれているオリジナルの地図をいただきました。 女性専用相部屋には今日は今のところ私一人だけのようです。
ドアに鍵はなく、暗証番号で出たり入ったりできます。 鍵付きロッカーは廊下にありました。
二段ベッドが3つあり、それぞれに手元灯とコンセントが2つついていて、ベッドには遮光カーテンがそれぞれついていました。 このカーテン、分厚くてしっかり遮光しそうです。
部屋にはイス2脚とテーブルがあり、窓からは雪山が見えます。景色はかなり良いと思います。 ベッドの布団は羽毛布団で毛布もおいてありました。なかなか設備が良い。
初めての相部屋宿泊にすごくワクワクしました。
ゲストハウス近くの高山グリーンホテルに日帰り温泉があるのですが、割引券は無いとのこと。 ひだまりの湯はありますか?とダメもとで尋ねてみると、余っているとのことなので、 お風呂は陽だまりの湯に行くことにしました。 バイクで10分ほどのところにあります。
ひだまりの湯は結構広い温泉で露天風呂も2つほどありました。 平日の17時なので人も少なく、のんびりし、休憩所で5分ほど仮眠をとり疲れも少しとれたと思います。 料金はというと1000円のところが550円になりました。ラッキー!
再びゲストハウスに戻り、荷物をまとめて部屋の中へ。 布製サイドバッグの中に荷物を置いたままにするのは少し不安だったのでトップケースに全部詰め込んだらいっぱいになってしまいました。 ペットボトルを何本か買ったのですが、入らなくなってしまったので、ロッカーも借りました。 レインコートとウルトラライトダウンは結局使わずトップケースの中で場所をとって邪魔でした。
次は高山市の古い町並みを散策してついでに夕飯を食べに行きました。 夕飯は…高山ラーメンを食べてみたいと思いまして。
ゲストハウスから古い町並みまで歩くこと30分。 想像よりはるかに遠かった…。
18時ごろにようやく高山陣屋の前に着いたけれど当然、開いていません。 仕方がないので入り口だけ見て回りました。 他の観光施設も閉店時間過ぎていたのでしょうがないですね。
あまり見るものもないのでぶらぶらと街並みを見ながら宮川の方へ歩いていきました。
途中にすれ違うのは外国人だらけ。
彼らには平日も休日もないのか。
私はちょっと冷え込んできて長袖を着ているのに、彼らは半袖サングラススタイルです。
きっと体のつくりが違うのだと思います。
ぶらぶら歩きながら夕食をとる店を探していましたが、どこも閉店していました。 平日だから客が少なくて開いていないのだろうか。 高山ラーメンといえば甚五郎ラーメンが有名ですが、本店も支店もお休みでした。
宮川にたどり着き、国道41沿いの商店街は軒並み営業していました。 活気があるのはこの国道沿いのお店だけかもしれません。平日は。
ようやく高山ラーメンのお店を見つけたのですかさず入ってみると、私以外全員外国人でした。 カウンター席に座って観察してみると料理がきていないテーブルが多い。 結構待たされるのだろうか…?
しょうゆラーメンを注文後、お店に続々と入ってくるのはやっぱり外国人。 角地にあるので入りやすいのだろうか。 改めてメニューをみると裏面に英語バージョンがありました。
ぼーっと外国人を観察しているうちにカウンター席も全部埋まっていました。 隣に座った外国人に「hello」と声かけられたのでとりあえず「Hello」と返しました。 その後にラーメンが来たので外国人の人と会話は続かなかったけど少しコミュニケーションできたのは楽しかったです。
あっさり味のしょうゆラーメンをあっさり食べてしまい、お会計へ。 私が入ってきたときに席についていた外国人達はまだ食事をしていませんでした。 そもそも何も運ばれてきておらず、ラーメンを注文した人だけ食べていたのでちょっと気になりましたが… ラーメン以外のメニューに飛騨牛ステーキがあったのですが、もしかしてそれ待ちかな? 謎を残したままゲストハウスへ向かいました。
帰りに高山駅の前を通りましたがちょうど改装工事中でした。
なんだかモダンな建物になりそうな感じです。
ゲストハウスに戻って、途中のコンビニで買ったプリンを食べデザートも完了。 結局、相部屋でしたがほかに宿泊客がいませんでした。
宿泊部屋の近くでパソコンをしていたバックパッカーの外国人が話しかけてくれたので いろいろ喋りました。英語で。 緊張して英語の単語が全然頭に浮かんでこなかったのでスムーズな会話ができなかったのですが、ペースに合わせてくれた彼には感謝しています。 ヒッチハイクで成田からここまで来て、昨日は平湯に泊まり、次は名古屋(!)、その後京都に行くとのこと。 名古屋市民として名古屋の見どころがぱっと出てこないのはダメですよね。 せっかく目の間に行きたいという人がいるというのに…。 消灯時間がきてそのままお開きになりました。
壁が薄いので隣の部屋の話し声がよく聞こえるのですが(これも何語で喋っているのかよくわからん) 消灯時間になるとぱったりと止んで静かになりました。
今思えば英語ができなければ絵をかいたり翻訳アプリ使ったりといろいろやれることはあったのに。 その夜は後悔し悶々として全然寝れませんでした。
5.念願のひめしゃがの湯
朝起きてトイレに行くとドライヤーの音が。 他の女性宿泊客(たぶん個室に泊まっているんだと思う)が髪を乾かしていました。3名。 そうか、外国人は朝シャンがデフォなのか!! 新しい発見をしました。
昨日買っておいたパンを談話室で食べていたのですが、朝7時なのに誰もいませんでした。 彼らは朝は弱いのだろうか。だから目覚ましに朝シャン?
誰もいないのでキッチンの設備を眺めることにしました。 3合炊き炊飯ジャー、トースター、電子レンジ、鍋やお玉などの調理器具、いろいろな調味料、食器、なんでもそろっています。 熱海で泊まったコンドミニアムより調味料がある分充実していました。 冷蔵庫もあったけど、飲み物入れたら他人に飲まれそうな予感。 他にも誰かがおいていったであろうギターや、囲碁、世界地図、カードゲームなど雑多にいろいろありました。
昨日の夜はなかなか眠れなかったのでついでに明日の行き先を考えていたのですが、 2人だとアクセスが悪いので今まで寄らなかった「ひめしゃがの湯」に向かうことにしました。 高山市から2時間かかるしひめしゃがの湯から先は濁河温泉、激しいワインディングの山道とあまり良い道じゃない。 そのルートは日帰りで一度通ったことはありますが結構きつかったので二度と行かないと思います。 泊まりで近場から出発できる今日がチャンス!
ゲストハウスのチェックアウトを済ませて荷物をバイクに積み込み出発。 通勤ラッシュの時間だったけど高山市から出る方向はそんなに混まなかったです。
国道41をどんどん南下して山が見えてくると交通量が空いてきました。 雲一つない快晴で山の新緑がとてもきれいでした。 写真を撮りたかったけどこの道は待避所が下り坂にしかなくてできませんでした。 速度出している車が多いので路駐も怖いし。
道の駅飛騨街道なぎさで休憩。 ここのお土産は種類が豊富です。 ルートを確認して出発。 国道41から県道437へ。 さびれた商店街のような雰囲気の町並みを抜けてひめしゃがの湯に到着。
駐車場近くに源泉が飲める場所がありました。
コップで飲もうかと思いましたが、鉱物泉+炭酸なので金属コップはヤバいかな?と思い手ですくって飲んでみました。
鉄の味とやわらかい炭酸の味がしました。ゴクゴク飲むのはきつい味です。
開店時間まで10分ほどあったので近くにある巌立峡に寄ってみました。
駐車場までバイクで行けます。
見れば見るほど凸凹していてちょっとキモイですが、立派です。
小坂の滝と呼ばれる小さな滝がいくつか回りに流れていますが、
滝を見ようとすると立派なハイキングコースなので寝不足の私はあきらめました。
シーズン中は駐車するのに清掃協力金を払わないといけないようですが、この日は特に何も言われませんでした。
引き返してひめしゃがの湯へ。 入湯料650円。 内湯が2種類あり、一つは普通のお湯、もう一つは源泉のお湯でした。 源泉のお湯は常連らしきおばさん数名がすでに入っていました。
露天風呂が誰もいなかったのでそっちへ移動。 源泉とお湯のお風呂があり、源泉に浸かってみると冷たい!!
近くにあった解説を読むと「源泉は25℃」です。
そりゃ冷たいよ!!
ということで隣のお湯でしっかり体を温めてからもう一度源泉25℃に挑戦。 足を入れただけで全身ひやっとしましたが、思い切って肩まで浸かってみました。
しばらくして身体が冷たさになれるとこの冷たさが気持ちよくなりました。 源泉の冷たさもプールにいると思えば大した温度じゃないです。 気のせいか、ちょっと体が浮いている気がします。 微炭酸が気持ちいいです。お湯自体は茶褐色なので泡がついているのかさっぱりわかりませんが。
お湯→源泉→お湯→源泉を繰り返してお風呂から上がりました。 なんとなく疲労が取れたような気がします。 休憩所の畳に寝転がって少し仮眠をして休憩しました。
ここからのルートどうしようかなと考えていたのですが… 1.国道41をずっと南下して犬山市まで行く 2.国道41を南下し、和良あたりで郡上八幡へ向かう 3.国道41を北上し、高山市、せせらぎ街道で郡上八幡へ向かう 高山市に戻ったほうがお昼ご飯にありつけそうな気がしたので3を選択しました。 もう昨日のようにお昼で迷い空腹のまま走るのはしたくないです。
ナビに案内させると最短ルート、もと来た道を案内するのでここはあえて違う道を通ることにしました。 道の駅飛騨街道なぎさから北東に一般道を通り道の駅ひだ朝日村を目指しました。
鈴蘭高原の北西を回っていくこのルートは川沿いにずっと走る快走路でした。
途中でバイクを停めて写真を撮ることもできたし、あまりにも気持ちがいいので心では帰りたくないと叫んでいました。
走りながらふと「蕎麦が食べたい」と思いました。 そういえば県道73に蕎麦屋があったなぁと思いだしたのでそこに向かうことにしました。
県道462を通り、途中でガソリンスタンドで給油してから国道41、それから県道73へ。
田んぼを両脇に挟んだのどかな道の途中に蕎麦屋の「夢の蔵」はあります。
13時回っていたのでお客も少な目でした。
十割蕎麦を食べて一息ついてから「もうこれ以上寄り道せずに帰る」ことに決めました。
そんなに距離は走っていないのですが、帰りの高速道路の工事渋滞が心配だったからです。
せせらぎ街道を抜けて郡上ICへ。 東海北陸道はところどころ工事をしていて一車線規制になっていました。 愛知県に入ったところで一宮ICの渋滞が3q30分になっていたので一宮木曽川ICで降りて国道22から名古屋に帰りました。
今回の旅は初体験づくしで勉強になりました。 ゲストハウスの中は外国人だらけで「ここは多国籍で日本なのに空気が違う」事を感じました。 バイクを走らせているとなぜか気持ちが落ち着き、本当にやりたい事が見えてくるような気がします。 これを私はバイク座禅と呼んでいます。
自然薯のお店もひめしゃがの湯もずーっと前から訪れたい場所でしたが、バイク座禅で心が落ち着いていないと思い出すことはできなかったでしょう。 気持ちの良い道を走って、ついでに自分を見つめることができる、バイクは面白い乗り物だと思います。