1月の終わり頃、静岡は前回行って来たので今度は東へ、三重県伊勢市に行ってきました。 伊勢まで高速道路で行き、伊勢志摩スカイラインを通り、牡蠣小屋が並ぶパールロードを通り、道の駅伊勢志摩で北上しぐるっと伊勢市鳥羽市を回って帰ってきました。 日当たりはかなりいいので暖かいと思いきや風が冷たくて、極寒のツーリングとなりました。 今回はタンデムです。
ルート 東名阪自動車道→伊勢自動車道→伊勢志摩スカイライン →お土産屋→国道42号→漣鳥羽店でお昼ご飯 →国道167号→県道750号(パールロード) →県道47号→県道128号→国道260号→国道167号→道の駅伊勢志摩 →県道16号→国道260号→県道22号→玉城ICから伊勢自動車道へ→帰宅
目次
google Adsense1 伊勢志摩スカイライン
最初家を出たときは静岡に行く予定でした。 家を出て初めの信号の交差点待ちをしている時、伊勢の話題になったのです。 夫が仕事で伊勢市に行き、伊勢神宮によって来た話をしていました。
夫「1月の元旦をだいぶ過ぎたけど今の時期でも伊勢神宮は混んでいるよ。おかげ横丁をただ通過するだけだった。」 私「おかげ横丁は平日休日問わずいつも混んでいるよね。私も昔行ったときに超混んでて目当てだった赤福茶屋以外行けなかったもん。」
夫「おかげ横丁をこんど平日に行ってゆっくり見てみたいな」 私「そうだね…。ところで、あまり静岡に行くの乗り気じゃないんだよねえ。」 じつは静岡県は先週に行ったからこれと言って行きたいところが見つからなかったんです。
夫「じつは、俺もそう思っていたんだよなぁ。」 私「三重県行こうよ!」
夫「三重県か…。いいね。そうしよう!」 私「よし!」
ということで三重県に行き先が決まりました。ウインカーを右から左に変更し、22号に乗り東名阪に入ります。 我々のツーリングでは気分によって行き先が変わることも結構あるのです。 楽しめればそれでよし!
東名阪に乗ると、強風が吹いてきます。 私「寒っ!」
まだ愛知県内なのにすごく寒いです。 外から体当たりしてくる風も冷たいのですが、体の芯からじわじわ寒さが増してきます。 風が強いのでスピードを出さずに80q/hで巡行。 周りの車に抜かされますが安全第一です。
田んぼの景色が続いて、そのあと木曽川のでかい橋を渡ります。 一度岐阜県に入り、そのあと長良川と揖斐川を越えると三重県に入ります。 木曽川、長良川、揖斐川の3つの川をまとめて「木曽三川」と呼んでいます。 愛知県民は小学校の時にこの木曽三川とその歴史を習います。
三重県に入ってからはもうひたすら高速道路を走り南下しました。寒い。 バイクもちらほら走っています。 やっぱり「この寒いのにわざわざ体がむき出しになるバイクに乗るなんて物好きだなぁ」と思ってしまう。 もちろん、自分たちも含めて。
途中、御在所SAで休憩しました。大きいサービスエリアです。 夏になると仮設トイレができるほど混雑します。 今日も混んでいます。バイクの駐輪場に行くとバイクだらけで駐輪場が足らずいろいろなところに停まっていました。 みんな冬は伊勢方面に行くんですね。
建物内に入って今後の進行方向を決めます。 とりあえず伊勢に行く、ってことは決まっていますが細かいことはまだ決まっていません。 テーブルに座って無料のお茶を飲みながら地図を広げます。お茶の温かさがありがたい。
夫「とりあえず四日市の渋滞区間を抜けたら降りて伊勢まで下道で行くかい?」 私「下道かぁ…。今日はなぜかトイレが近いからできれば伊勢まで一気に高速で行きたいな。」 トイレに行くならできるだけきれいなところを…となるとSAやPAがいいのです。
夫「わかった。伊勢で高速道路を降りたら伊勢志摩スカイラインを通って鳥羽市に出る。」 私「うんうん。伊勢志摩スカイラインは展望台のところに足湯があったね。寒いから入りたいわ。」
夫「そのあとはパールロードを通って海に出る。そのあとは西に進み、道の駅伊勢志摩を目指す。」 私「いいね。パールロードを通るのは初めてだね。真珠のアクセサリー買えるといいな。」 パールロードって名前からして真珠を売るお店が並んでいる道と思ってたんです、その時は。
私「お昼ご飯は鳥羽市あたりで見つける感じ?」 夫「そうだね。先日伊勢に仕事で行ったときは伊勢市を外れると食べるところが全くなかった。鳥羽市はあるといいね。」
夫「そのあとは時刻を見ながら伊勢自動車道めざして戻る感じ」 私「了解。」
大体行き先とルートが決まったのでサービスエリアを出て伊勢を目指します。 日が出てきたら暖かくなるかと思って我慢してきましたが指先が寒いです。 耐えられなくて電熱グローブの電源をON。
観光バスが結構増えてきました。伊勢神宮に行くんでしょうかね。 今回はなぜか鈴鹿〜四日市間の渋滞がありませんでした。いつもここは緩やかな渋滞になるのに…。
東名阪から伊勢自動車道へ入ります。ちょっと交通量が減った気がします。 東名阪を利用する人は大阪方面へ行く方が多いみたいです。 伊勢自動車道に入ってからずっと日当たりは良いです。車だったら暖かいんだろうなぁ。
この日は伊勢ジャンクションは通行止めになっているのでその手前の伊勢西ジャンクションでおりて県道32号へ。 この後は伊勢スカイラインを目指しますが、進行方向に伊勢神宮があるのでどうしても渋滞にはまってしまいます。 渋滞気味なので伊勢神宮周辺の飲食店がゆっくり見れます。 伊勢の名物といえば「てこね寿司」「伊勢うどん」「赤福茶屋」です。 おかげ横丁以外にも周辺に飲食店があり、それなりに人も入っていることがわかりました。
競技場前という信号のある交差点で看板の案内通り伊勢志摩スカイラインに入ります。 信号を曲がってすぐのところに料金所があります。二輪は880円。ETCは使えません。 公式サイトに割引券があるのでこれはプリントして持っていった方がいいですね。 http://www.iseshimaskyline.com/waribiki.html
料金を払い終えて財布も締まってさあ走るぞ!と発進する夫。 そして私の目に飛び込んできたのは「水道管破裂のため展望足湯は中止しています」の文字。 心の声「あああああああ!あーしーゆー!楽しみにしてたのに中止ですかそうですか! そうですよね。水道管破裂したらどうしようもないですもんね。」
私「悲報です。展望足湯は今日はないって」 夫「え!?まじでか。楽しみにしていたのに。」
夫も落胆した模様。 そして更なる追い打ちをかけるのが、1台先を走っている観光バス。 くねくねとした道路をゆっくりゆっくり走っています。時速40qくらい。 上り坂だから後ろに続く我々は排気ガスをもろにくらってしまいます。 うーん、しょうがないよなぁ。ま、左側に広がる伊勢鳥羽の景色をゆっくり見れるし楽しみますか。
だんだん高度を上げていくので寒さは増す一方で、天気はからっと晴れているので海がよく見えます。 目を凝らしてよく見ると遥か向こうに灯台が見える。あれは渥美半島の伊良子岬の灯台では。
今日は本当に遠くまでよく見えます。
しばらく上ったところで展望台につきました。 山の頂上に建っているのでほぼ360°見渡せます。 夏に来たときはここの団子がおいしかったのですがお店がありませんでした。
バイクを停めて降りると、あまりの強風によろめいてしまいました。 めちゃくちゃ風が強いです。ぼーっと立っていたら飛ばされそうなくらい。 浜名湖サービスエリアの強風なんて大したことないなと思う強風。しかもめちゃくちゃ冷たい。
展望台に行ってみます。風がすごく冷たくて強いのですが、景色はすごくきれいです。 ほかの観光客も展望台にきてはすぐに帰っていました。
そしてふたが閉まっている足湯を発見。 水道管破裂のため中止のお知らせ。 んー残念。 ※公式サイトによると足湯は2/3に再開したそうです。
建物内に入って、休憩スペースで休憩。 暖かい建物内で少し温まってきました。窓越しに鳥羽市と伊勢湾をぼーっと眺めていました。 そろそろおなかが空いてきたのでお昼ご飯を食べられる所を探します。
私「伊勢エビのエビフライが食べられるお店ってないよね?」 検索しながらぼやいてみました。 夫「うーん、伊勢エビじゃないと思うけど大エビフライのお店ならあるよ」 私「あ、ほんとだ。ちょうど今、検索に出てきた。」 私「ここにしよう」 夫「OK」
我々が目指したのはスカイライン終点から数分のところにある「漣鳥羽店」(さざなみとばてん)というお店です。 グーグルマップで「エビフライ」と検索しました。★4.1。
伊勢志摩スカイラインを今度は下っていきます。 あまり木々にさえぎられることがなく見晴らしがいいスカイラインです。 動画を撮りたかったけど寒くてできませんでした。
スカイラインの終点にお土産屋があったので休憩がてら寄ってみました。 展望台のお土産よりは多いけど、ラインナップはあんまり変わらないです。 その中で気になったのが「伊勢木綿」です。 伊勢の町で生まれ江戸時代から受け継がれてきた布です。 ただの縞々ではなく、よく見ると糸と糸が重なり合って細かく美しいデザインを作っています。
自分のお土産にと伊勢木綿のミニがまぐち財布を買いました。100円玉が3枚ぐらい入ります。
お土産屋から国道42号線を南下すること5分、お店が見えてきました。
レビューでは「混むので早めの入店をおすすめします」と書いてありましたが、まず駐車場が満車になっていました。 たまたま出ていく車があったのですかさずそこに駐車。 お店の中に入ると満員で「待ち」になっていました。 11:30開店で11:40頃についたので最初に入ったお客でいっぱいになったのでしょう。 とりあえず名前を「待ち一覧のリスト」に書いて待ちます。30分はかかりそうです。
建物内はちょっと狭いけど階段があって2階以上は座敷になっているぽいです。 がちがちに冬装備で固めたライダーには靴を脱いで正座する座敷はちと辛いものがあります。ですので、最近はテーブル席を選んでいます。 階段で降りてくるお客の中には法事の後っぽい人もいました。 またエビフライの持ち帰りを注文しているお客もいました。持ち帰りもできるのか。
30分経った頃にようやく呼ばれ、テーブルにつきました。 一日30食限定の大エビフライ定食を注文しました。 普通のエビフライ定食もありましたが、大きいエビフライが食べたかったので限定の方で。 夫は刺身定食を注文しました エビフライは大きいのであらかじめ食べやすいサイズでカット出してもらうこともできます。 私はカットしてもらいましたが、あとから来た隣の客はカット無しで注文していました。 どうやら写真を撮るためにカット無しで注文したようです。なるほど。
そこから待つこと10分、大エビフライが運ばれてきました。夫の刺身定食も運ばれてきました。
大エビフライですが、でかい。2枚あります。 大きさはというと、かつ定食のかつぐらいの大きさがあります。 エビのしっぽがなければヒレカツですと出されても見た目気づかないぐらいです。
エビフライはソース派です。タルタルソースもついてきましたので試しにそちらで一口。エビがぷりぷりです。 タルタルソースを味わった後はソースをかけて食べます。 キャベツの千切りとエビフライと交互に食べるとよりいっそうエビフライの甘味が感じられる気がします。
しかし、2枚目後半ぐらいから満腹感が…。 それでもごはんと味噌汁と漬物をエビフライと交互に食べて完食しました。
お店を出たときに向かい側のうどんのお店も行列ができていました。 今度鳥羽に来るときはここら辺だと食べるところがありますね。 13時ごろに行き先(といっても主に県道の番号と曲がる交差点)を確認し出発しました。
2 シーズンでにぎわっている牡蠣小屋とパールロード
国道167号を真っすぐ行き、分岐を県道750号へ進みます。 この県道750号がパールロードです。真珠のお店が並んでいるかと思いきや、牡蠣小屋が並んでおりました。 テレビで牡蠣小屋特集が放送されたせいなのか、車が多かったです。しかも県外ナンバーばかりです。
パールロードは地図上では結構くねくね道なのですが、実際は交通量が多かったせいでゆっくり進む(時速40キロぐらい)のであまりワインディングを愉しめる道じゃなったです。もっと空いてたら楽しめたかもしれません。
時々バイクとすれ違うのでピースサインを送りました。たまーに返ってきます。
牡蠣小屋の時期はだいたい11月から3月までです。 2500円前後で食べ放題のところもあれば1つ100円のところもありました。調味料や飲み物を持ち込めるところもあります。 だいたいどこも車でいっぱいでした。予約ができるのでしていった方がよさそうです。 牡蠣小屋を通るたびに炭火焼のようなにおいがします。そういう時は「においだけごちそうさま」といって通り過ぎます。 もうお昼は食べたのでこれ以上腹に入れるわけにはいかんのです。 牡蠣好きな夫にはちょっと残念でした。今度は牡蠣を食べに来ようと思いました。
最後の牡蠣小屋のお店でたくさんの車が吸い込まれていきました。 人気店なんでしょうか。 そのあとはとろとろ走っていた車もなくなりくねくね道を楽しみます。このお店を過ぎると牡蠣の気配が全くなくなりました。(笑)
そのあとは県道750号をずっと走っていました。結構高い所を走っています。 景観もよく海が見えます。 アップダウンの激しいワインディングでした。 途中、志摩スペイン村を通ったのですが今日は休園日でした。 途中で県道47号→県道128号→国道260号→国道167号に乗り換えて道の駅伊勢志摩につきました。
3 道の駅伊勢志摩
道の駅伊勢志摩についたのですが人多かったです。 駐車場も近い所は満車。二輪専用の駐車場も車が占拠しちゃってるし…。仕方なく遠くに停めました。
去年の夏に来たときは岩ガキが売っていて夫がその場で食べていましたが、今日は焼き牡蠣がその場で食べられます。 夫は焼き牡蠣を注文。5分ほど炭火で炙ってもらいます。
となりで牡蠣詰め放題に挑戦している方がいました。 1000円でバケツに詰め放題なのですが、詰めるというより山盛りでした。 これで50個以上は詰めれるとか。 炭火で牡蠣を炙っているおじさんが言うには、「最高は小学生が詰んで80個!」だそうです。 こんなにたくさん牡蠣を買って食べきれるのか…と思っていたら、牡蠣の佃煮にするそうです。 牡蠣の佃煮とは、初めて知りました。確かに佃煮ならパクパク食べれそうです。50個あろうが60個あろうが大丈夫ですね。
牡蠣が焼きあがったので夫が食べました。 広島県の牡蠣より小さいけど味がおいしいとのこと。
そのあとは広いお土産屋を一通り見ました。 真珠、伊勢エビのせんべい、のり、わかめ、ちくわ、干物、牡蠣、伊勢茶、伊勢神宮の何かサイダー、伊勢神宮の何かおかし。
色々あります。試食も結構おいてあって栗の羊羹なんかは切り分けておらずまるっと1つが試食できました。
後は帰るだけなのですがここにきて眠気が…。 途中のコンビニで休憩してから県道22号を目指し、そのあと玉城ICから伊勢自動車道へ入り帰宅しました。
もっと早く起床できればいろいろと回れたと思いますが、いかんせん朝が寒いのでなかなか布団から出られません。 冬は静岡か三重県に行くのがいいですね。
次回行こうかな?リスト
牡蠣小屋 鳥羽市の海の駅黒潮 http://www.uminoeki-kuroshio.com/ 鳥羽1番街(巨大なお土産屋、私が小学生のころからあった老舗) http://www.toba1ban.co.jp/ 鳥羽さかなセンター http://toba-omiyage.com/syoukai.htm