今回は一泊二日のお泊りツーリングです。 行き先は冬でもまだ雪の降っていない伊豆半島になりました。 目当ては伊豆半島の下田の名物、金目鯛。旬は12月から3月までで、今がチャンスだと思うのです。 一日目は、とても好天に恵まれた日でした。
ルート 一宮IC → 名神 → 東名 → 新東名 → 浜北SAで餃子を食べる → 長泉沼津IC → 国道1号 → 県道11号 → 熱海 → 国道135号線 → 下田着
目次
google Adsense1 朝食は浜松餃子
いつも通り名古屋から出発。気温8℃。からっと晴れていていい天気です。 朝ご飯は新東名の浜北SAで食べることにしました。その中に餃子の石松という浜松餃子のお店が入っています。 餃子を朝ご飯にたべるのです!
東名へ行くにはいくつかルートがありますが、今回は一宮ICから名神へ入り、そのまま東名へ行きました。 いつもだと名二環(名古屋第二環状自動車道)から上社ICで東名に入っていきます。 こっちの方が距離的に短いのですが、今日はどうも渋滞しているようで却下。 他のルートだと名古屋高速道路から伊勢湾岸自動車道へ入り、豊田JCTで東名に入ることもできます。 自宅からだと料金高い上にかなり遠回りになりますが。
もう12月中旬になって、1週間ごとに最低気温を更新していく気がします。 バイクでツーリングするときはオーバーパンツを必ず履きます。見た目がどうとか余裕がないほど寒いのです。 体感温度は気温と、湿度と風速によって決まります。まぁ当然高速道路は寒いわけでして…。 そして私は寒がりなうえに、坐骨神経痛があり「冷やしちゃダメ」と言われているので、暖かい服装でツーリングに臨みます。 オーバーパンツはユニクロのですが…まぁなんとか寒さに耐えられるぐらいにはなります。
夫は…ちらっとハンドルを見るとグリップヒーターがONになっていました。う、うらやましい!!いつの間に!! 後部座席にシートヒーター(ホット座布団みたいなのとか)あるといいなぁとこの時期になって毎年思うのですが、バッテリー足りなさそうです。
毎回書いている気がしますが、名古屋-浜松間て遠いですよねぇ…。 ずーっと似たような景色が続いて飽きてきてしまいます。 それに今日は平日とあって、流れが速いけど、隙間があれば車やトラックが割り込んでくるので気を抜けない感じです。
新東名に入り、浜北SAに入り、餃子の石松へ。 ここのお店で浜松餃子が食べれます。 キャベツと玉ねぎが入り、あっさりとした浜松餃子は朝の朝食でもいけます。ということで、一人10個注文しました。 10個食べきる際のポイントは「米を一緒に食べない」ことです。 米を餃子と一緒に食べると一気に腹いっぱいになってしまいます。だから餃子だけ注文。 平日の朝だったので、空いていてすぐに餃子が出てきました。
浜松餃子はもやしのナムルがついてきます。個人的にはこのもやしも餃子のたれにつけて食べるのとおいしいです。 さほど脂っこくない浜松餃子ですが、続けて食べるとさすがに油が気になってくるのでさっぱりしたもやしのナムルで口直しします。 周りを見ると我々と同じく朝餃子している人がいました。仲間同士ですね。 少し休憩してから再び新東名へ。
2 富士山雪化粧
新東名の冬はほかの季節に比べて特に風が強くなります。風速5mはあるんじゃないかと。ヘルメットが飛んでいきそうです。 それから、トンネルがやたら多いです。5本連続している箇所や、やたら長いトンネルとか…。 冬場でもあったかいトンネルもありますが、ここのはそうではないみたいです。むしろスカスカで寒い! 山がずっと続き、似たような景色をずっと見ていると時間の流れがやたら長く感じます。
浜松周辺はミカン畑が見えます。たわわに実がなっています。 「みぃーかんんーのはぁなが、さあいているうー」暇なので歌うたったりします。 歌詞とは違い花は終わっていて実がなっていますがね。 掛川あたりに来ると茶畑が迎えてくれます。赤茶畑黄茶畑青茶畑黒茶畑…と呪文のように唱えてみる。 夫「なんだよ、赤茶畑って(笑)」 ※元ネタは赤パジャマ黄パジャマ青パジャマです
連想ゲームみたいに目に飛び込んでくる景色についてしゃべったりすると長い新東名もあっというまですよ。
そして、突然現れるでかい山。 「富士山だー!」 清水を過ぎたあたりで富士山が顔を出してきました。 山頂にうっすらと雪が積もっています。 すぐ近くに見える山や林はいい具合に紅葉しているのに、富士山だけ雪を背負って真冬状態です。 すごくアンバランスなんだけど圧倒的な存在感を見せる富士山。 次の清水SAに入って眺めてみようということになりました。
清水SAに入る道は下り坂になっています。 「あれっ…」 何かに気づいた私&夫。 入ってみると高速道路よりはるか低い位置にSAがありました。 「これは…」 そうです。手前の山々にさえぎられて富士山は見えなくなってしまいました。 富士山をSAから見ようと思ったのですが、まさかSAが低い位置にあるとは。 二人とも想定外に事に笑ってしまいました。
ここでは少し休憩して再出発しました。 この先はずっと富士山が見えます。 東名も新東名も富士山の周りを反時計回りにぐるっと回るようになっているので少しずつ変わる富士山の様子が見れます。
3 熱海でお昼
新東名を走ること4時間。長泉沼津ICでおりました。 ここから熱海を目指します。
ICを降りて国道1号(バイパスの方)を走ります。1車線しかないから車の流れがゆっくりです。 ノロノロと移動し、山越えをする前にガソリンスタンドで給油します。 高速道路に乗る前に満タンにしてきましたが、伊豆まではガソリンが持ちません。 (地図で南の方の)県道11号を通り熱海に到着しました。
熱海は町全体が急斜面に作られている街でした。 初めて来ましたが、旅館めちゃくちゃ多いです。 バイクを止めて地図を確認すヒマもなく道が入り組んでいてまっすぐ進んで行くとあっという間に海に出ました。 とりあえずバイクを止める場所を探すもののそれらしきところが見つかりません。 観光案内所にも来てみましたが、人の気配がなく、「これ開いているのか?」というレベルです。 熱海は見たところ無料駐車場はなさそうなので、フラップのない有料の駐車場に止めました。 フラップがあるところはバイク歓迎されてないんですよね。
伊豆半島に来たなら魚が食べたい!と思い、お昼ごはんはたまたま目に留まった魚料理の食べれるお店へ。 すでに13時を回っています。ランチが食べれるぎりぎりの時間帯ですがなんとか間に合いました。
中へ入るとお客が3組ほど。270Kmという長旅の疲れもあってテーブル席に座りました。
本日のランチ、マグロの中落ち丼も捨てがたかったのですが、ネギトロ丼にしました。 夫はマグロの中落ち丼を注文。唐突に「桜エビとしらすのかき揚げ」を追加注文しました。 かき揚げ結構重たそうな感じが…。大丈夫かな?
ネギトロ丼はなんと温泉卵が乗っている豪華な丼でした。 ネギトロと酢飯の間には刻みのりが一面に敷いてあります。 焼津で食べたネギトロ丼も酢飯でしたが、伊豆のあたりは丼といえば酢飯なんだろうか。
まず醤油を軽くふってネギトロと酢飯で食べてみました。 ネギトロがふわふわで酢飯とよく合います。 次に温泉卵を崩して醤油を少し欠けてネギトロと軽く混ぜてから食べてみると、ネギトロがとろとろとした食感になり、これまたうまいです。
半分強食べ終わったころに桜エビとしらすのかき揚げが運ばれてきました。 崩して小分けにしてしてみると一部が勢いよく飛んで行ってしまいます。 そのうえ桜エビもシラスもぼろぼろに崩れてしまいました。一口サイズのかき揚げを数個にすれば食べやすいかもしれないです。
味は桜えびもしらすもおいしかったのですが、ネギトロ丼を半分以上食べた胃にはきついようです。 かき揚げも少し食べてギブアップしました。 おいしいのですが、桜エビもシラスも半端ない油を吸い込んでいて胃がもたれました。 ライダーたるもの満腹まで食べるとこの先運転が辛くなるのです。
お昼を食べ終わった後はすぐに熱海を後にし、海沿いを走って下田に向かいます。
4 海沿いを走って下田へ
熱海から下田にどのように走っていくか? 熱海から西へ進むと伊豆スカイラインに入れるのですが、 明日のお楽しみに取っておくことにしまして、海沿いを走っていくことにしました。 国道135号線。このルートを走るのは初めてです。
熱海を抜けるのにまず渋滞にはまりました。どうやら年末の工事をしているようです。 そこを20分ほどかけてようやく抜けると海沿いの道を走ります。 12月中旬だというのに波が穏やかです。 以前ツーリングした冬の日本海は荒れ狂っていたというのに。
この先はずっとのろのろと海沿いの道を走っていきます。 この道沿いに走っていくと伊豆の温泉街をたくさん見ることができます。 ちゃんと「○○温泉」と案内板がおいてあり親切さを感じました。
熱海温泉 中温分離帯にアロエがたくさん植わっている。なぜか花も咲いている。 ↓ 網代温泉 ↓ 伊東温泉 結構広い市街地。国道沿いに和菓子のお店などが並んでいる ↓ 道の駅伊東マリンタウン お土産が大変充実した道の駅 ↓ 城ケ崎 レッドバロンの宿泊施設があるところ。ツーリングマップルで県道109号が回避ルートだと知ったのは帰宅してから3日後でした。 ↓ 熱川温泉 金目鯛を売るお店がちらほら見えてくる。 ↓ 稲取温泉 小さな温泉街 ↓ 河津温泉 小さな温泉街 ↓ 下田 土日に来たときは外人多かった
熱海から網代あたりまで、中央分離帯にアロエが植わっていましたが、初めて見る光景です。 街路樹の下に植わっている場所もありました。 夫「これでけが人が出ても応急処置できるね!」 私「アロエどうやってもぎ取るのさ?」 夫「気合い!」 私「気合いを込めて、ぶちっ!みたいな?」 夫「アロエ、とったどー!」 と冗談を言い合いながら運転していました。なにしろ渋滞で詰まってますからね…。
ガソリンスタンドはにぎわっている市内ならありますが、山道に差し掛かると途端になくなりますので注意が必要です。 熱海から下田まで約74kmほどです。 ただし渋滞気味なのと道中休憩をいくつか挟んだので3時間くらいかかりました。
時刻は18:30。やっと下田のホテルにたどり着きました。 熱海からずっと詰まり気味な流れで、すいすいと進みだしたのは河津温泉あたりからだったと思います。
下田の居酒屋「なかなか」で金目鯛の焼きしゃぶを堪能しました。 アツアツの鉄板に、たれで漬け込んだ金目鯛の刺身をさっと炙って食べる料理です。 準備に結構時間がかかったのか、一番最初に注文したのに、30分ほど待ちました。 甘辛いたれに漬け込んである金目鯛の刺身を表、裏、と炙ると色が変わって白っぽい色に。 たれの味がよく聞いていて、脂もしっかり乗ってトロっと口の中に入っていきます。 初めて食べたときはおいしくてすごく感動しました。今回もやっぱりおいしい。 気になった料理を一通り食べたのでお会計を済ませて店の外へ。
ホテルに戻り適当にお風呂に入って今日は終了!