ゴールデンウイーク後半に福井県にキャンプに行ってまいりました。 5/3の前日にキャンプ場を探したところ金華山グリーンランドが空いていたのでここになりました。 ライダーズサイトっぽい所に泊まりました。 福井県に金華山という山があります。岐阜県じゃないです。
目次
google Adsense1.金華山グリーンランド キャンプ場まとめ
福井県越前市米口町58-25 お勧め度: ★★★★/5 料金:1人 800円+清掃協力金100円
地面の状態:
粘土質の土。ペグがよく刺さる。手で刺さる。深く刺さる。
感想:
・バイク乗りはみんな同じ場所に案内されていた ・ソロサイトの割には広い。モンベルのムーンライト5を広げてもまだ余裕がある ・バイク乗り入れ不可。キャンプ場の近くに専用駐車場(砂利)がある ・サイトは林間。日あたりは結構いい。 ・斜面を切り開いているので高低差が結構あり荷物の積み下ろしは軽く運動。 ・たき火をすると煙が近くのサイトへ行ってしまう ・トイレは男女1つずつ。和式。 ・ファミキャンとは場所がかなり離れているので夜は騒ぐ声が聞こえない。ただし近くにあるバンガローからは声が漏れて響き渡る。 ・薪(200円)を買ったらよく乾燥しており燃焼が速い。角材っぽい。ただし70センチぐらいあり長い。U字溝用かな? ・ゴールデンウイーク直前なのに予約が取れた。そのあと当日に4組も入ってた。空いているキャンプ場かもしれない。 ・ただしオートキャンプ場はファミキャンでいっぱいになっていた。 ・毛布を借りたが前日によく干していただいたそうです。シーツまでついていてふかふかでした。 ・行きにモフモフしたよく太った狸を見た。 ・管理人さんは地元の方で交代で行われている。
良い点:
・各サイトにU字溝が置いてある。 ・ソロサイト用だけど広め。 ・斜面の下にサイトがあるので夜はオートサイトのうるさい声が響いてこない。 ・林間だけどちゃんと朝日も夕日も日が入る。朝日は5時ごろから。 ・安くて涼しい
イマイチな点
・斜面に下り坂で6張り分。場所は早い者勝ち。荷物の積み下ろしが大変。 ・蟻が多い、上から小枝や葉っぱが落ちてくる(林間サイトなので仕方がない) ・温泉はバイクで山を下って海に出たところにある「ゆうばえ」で。山道なので真っ暗になる前に帰ってきたい。 ・林間サイトなので見晴らしはいまいち。 ・近くに買い出し&食事処がない 荷物の積み下ろしが面倒だけど夜は本当に静かになるのが何よりもありがたい。 他のキャンパーもみんなバイクのりでなんだか安心できる所。
2.キャンプツーリング日記
ルート: 1日目 名古屋 → 東海北陸道 → 白鳥IC → 国道158 → みつわ九頭竜店 → 県道18 → ココイチ鯖江有定町店(昼飯) → ベーカリーショップ上坂(翌日の朝食) → 県道229 → 県道28 → → 県道19 → 金華山グリーンランド(キャンプ場)
2日目 キャンプ場 → 県道3 → 剣神社 → 国道417 → 国道305 → 国道8 → 敦賀IC →帰宅
1日目
ゴールデンウイーク前半に行った六呂師高原温泉キャンプ場が結構よかったので 可能ならもう一度ゴールデンウイーク中にキャンプをしたいなと思っていました。
だけど、5月2日昼の時点で予約の取れるキャンプ場が見つかりませんでした。 名古屋から行ける県であればどこでもいいのですが…。 ネットでは予約受付できるところが見つかりませんでした。
こうなったら直接電話して聞くしかありません。 ツーリングマップルに載っているキャンプ場を見てネットで電話番号を調べて電話。 ウェブサイト上で予約フォームの無いのキャンプ場を狙って電話しました。 電話2件目に金華山グリーンランドで予約を取れました。 ツーリングマップルを見て候補に挙がっていたキャンプ場です。 薪と毛布レンタルも追加でお願いしました。
その日の夜、急きょキャンプの準備をしました。 といってもキャンプ道具を部屋に並べて、タフザックとツーリングバッグに積み込むだけですが。 自宅の収納にキャンプ専用スペースを作っておくと準備がすぐに終わります。
翌日、大型連休の後半、名古屋出るのに渋滞するので朝の5時には出発しました。 東海北陸道を通り、白鳥ICで降りて道の駅九頭竜で休憩しました。 ついで名物の「マイタケ」を使ったマイタケおにぎりを買いました。 道の駅九頭竜のお弁当・総菜はどれもおいしいし、午前中で売り切れちゃうレア感もあってついつい寄ってしまいます。
九頭竜湖を抜けて越前大野市へ。 キャンプ場の近くは山で買い出しに行けるスーパーがないのでみつわ九頭竜店で早めの買い出しをしました。 マイタケとウインナーと、カット野菜ともやしと竹輪。 これらは鍋に入れます。鍋の素は前回キャンプで使った残りを持ってきました。
我々の中でおいしいと評判のホッキ貝サラダをリピート買いし、 おつまみのビーフじゃーキー、たき火で作ろうと思う薩摩芋、水2リットルとジュース&アルコールも買いました。
国道158 → 県道18 と南下し鯖江市内へ。 道の駅西山公園近くにあるココイチ鯖江有定町店でお昼ご飯に食べました。 地域限定販売の「ソースカツカレー」をまたわざわざ食べに来ました。 福井県名物ソースカツカレーのソースがかかったカレーです。 甘辛いソースのかかったカツが美味しいのでリピート注文です。
カレーの後は近くにある「ベーカリーショップ上坂」にて翌日のパンを買いに行きました。 ツーリング先でパン屋に行くのがここ数か月前から我々の趣味になっています。 せっかくの機会なので朝食用にパンを買いました。 ベーカリーショップ上坂は駐車場がないのでバイクの我々は路駐しましたが通行する車の邪魔になるのですみやかに買って出発。
地図を見ながら県道229 → 県道28 → 県道19と進み途中でキャンプ場の看板が出てくるので 山道を入って行き、キャンプ場に到着。 15時頃に到着しました。
チェックインすると管理人の人が電話対応に追われていました。 一人しかいないので大変そう。 何やら当日の予約のようです。 敦賀にいて今から向かうそうです。
管理人さんに「今日は忙しそうですね」と話しかけたところ 「これで3件目だよ、当日の予約。全部バイク!」とおっしゃっていました。 このキャンプ場はゴールデンウイークだけどバイクサイト(勝手に命名)なら予約が取れるようです。
ウェブサイトではわかりませんでしたが、バイク乗りは1〜2人用のテントサイトになるようです。 そして乗り入れは不可。道路脇の砂利駐車場に停めました。 林間のサイトで斜面に棚田のようになっており、平らなサイトが6か所ありました。 一番上のサイトが一番近く、6こめのサイトはかなり斜面を下っていかないといけません。 その分荷物の積み下ろしが大変になります。 これは荷物が少ないほうが楽ですね。 我々みたいにテントもタープもイスもテーブルも広げちゃうキャンプだと積み下ろしが大変。
棚田のように高低差のあるサイトなのでほかのキャンパーのサイトが視界に入りにくくなっています。 これは良い。 上を向くと他のキャンパーのテントが見えるけど、まっすぐ見る分にはほかのテントは見えません。 横方向はちょっと見えちゃうけど、それでもプライバシーは守られています。
一番上のサイトにはすでにライダーがテントを張っているので我々はその下の段に陣取りました。 荷物が多いので3〜4往復しました。階段がキツイ。 1〜2人用といっても我々のテント「ムーンライト5」を張ってももう一張り行けちゃうぐらいの広さがあります。
テントの設営がひと段落着いたところで早めにお風呂に入りに行きました。 このキャンプ場が山の中なので帰りに日が落ちると道が真っ暗になるからです。 管理人さんが場所を教えてくれて、越前海岸沿いにある「ゆうばえ」という温泉です。 グーグルマップで近くにあった温泉は廃業したとのことでした。
バイクで山を下り海に出て10分ほど走ったところに温泉がありました。 診療所のとなりの建物です。駐車場は結構埋まっていました。 何度か通っているけど入るのは初。 大人1人500円。夜9時まで営業しています。 ちょっと古い建物ですが温泉は天然です。 全体的にたばこの匂いがしますが。
塩辛い塩化物系の温泉です。 夕方前なので人は少なかったです。 日本海が眺められる〜と思いきや、窓ガラスが曇っていてあまりよく見えなかったです。 湯船で立つと外から丸見えな気が…。
温泉に入った後は16時ごろにテントに戻ることができました。 戻ってみると3組増えていました。 ゴールデンウイークのためどこも満杯でここしかなかったんだろうなぁ。 バイクも増えていて全員バイク乗りだという事がわかりました。 ソロキャンパー2組、あと関東圏からタンデムで1組。
お風呂の後は日が暮れる前に鍋を煮込み始めました。 経験上、暗くなってから調理すると具材が煮えたかどうかよくわからないのです。 ランタンの光でもみづらいし影がどうしてもできるので不便です。 今回は具材はほとんど切ってあるのであっという間に鍋が出来上がりました。 もう運転することはないので夫はビールを飲みながら鍋をつつく。 私は鍋のお供にジンジャーエールです。
上から2番目のサイトにいらした、イスや机もなくシュラフの頭の部分だけテントになったソロテントを使っている方は荷物を極限まで減らしたベテランな感じでした。 キャンプ場で本当に寝るだけ、という。 トイレの近くにベンチがあるのでそこで夕食を食べていらっしゃいました。 その方は真っ先に寝て朝5時には出発されていました。 その方はカブに乗っておられましたがこういうスタイルもあるんだなと思いました。
ハーレーでソロで来ていた方は落ち着いた感じで携帯?で音楽をかけてキャンプの夜を楽しんでいる感じでした。 机にはいろいろな食事とお酒の瓶、テーブルにランタンがかかっており、おしゃれな雰囲気が出ていました。 ライダーの服装もおしゃれでした。 何か見えなかったけどフライパンで調理していました。音のみ聞こえました。 そして16時から鍋をつついている我々を見て「(夕食にしては)早くないっすか?」って声をかけてくれた方です。 キャンプ場という一期一会の場所でこういう会話が生まれるのは本当に楽しいです。
バイクのナンバープレートで分かった、関東圏から来た二人組は テントだけ張っているようで、そのあとすぐに出かけてしまいました。風呂と食事かな? 戻ったのは9時半ごろで我々がちょうどたき火をしている時でした。 ゴールデンウィークを利用していろいろなところを連泊しているのでしょうか。 タンデムシートが狭そうなSSのバイクだったので大変そうです。 翌日の朝にちょこっと挨拶しました。
夕食の後はゆっくり夜が更けるのを楽しみながらたき火です。 今年のゴールデンウイークはいつもより気温が上がらずなんだか涼しいのですが、 ここは夜になってもさほど寒くありませんでした。 前半に行った六呂師高原温泉キャンプ場は寒かったです。
U字溝の中で薪を燃やすとすごいよく燃えます。 さらに買った薪がよく乾燥しているのでさらにどんどん燃えてきました。 ただ、薪の本数が少ないのに一本が70センチぐらいありロングサイズなので燃え尽きるまでには時間がかかりました。
U字溝の上に持ってきた焼き網を載せて炭火の上でビーフジャーキーやシイタケを温めておつまみに。 持ってきた焼き芋もU字溝の中だと火の通りがかなり良いです。 焼き芋を3本作ったけど2本食べて二人ともおなか一杯になってしまったので その時まだ起きていたハーレー乗りさんにあげました。 10時にはたき火も切り上げて寝ることに。
寒くないなと思ってダウンシュラフをやめ借りた毛布だけで寝たら寒かったです。 夫はシュラフにくるまって寝ました。 私もそうすればよかった…。
夜、なかなか寝付けないのでトイレに行ったところサイトのあちこちでいびきが聞こえました。 その中には私の夫のもあるんですが…。
2日目
翌朝、やっぱり寝れなくて朝5時に起きたらカブの方がちょうど出発されるところでした。 やっぱり荷物が超コンパクトでした。
山の中の林間サイトだけどちゃんと朝日が差してきました。 とりあえずもう少し寝ようと思って毛布にくるまる。 シュラフはもう面倒なので出さない。
朝7時半、ようやく起床。 朝ごはんは昨日ベーカリーショップ上坂で買ったパン。 見た目の派手さはないけれどしっかりした味のパンでした。 特にクリームパンのカスタードが甘くなくしっとりしていておいしかったです。
ハーレーさんの方から何か焼けている美味しそうな音と匂いがしていて、 朝ごはんをちゃんと作っていてえらいな〜と思いました。
朝ごはんを食べておなかが落ち着いたら撤収。 広い+木にかけたロープのおかげでテントもグランドシートも十分に乾かすことができました。 ペグを抜いたら土がほぼついていない。よく乾燥しているみたい。 荷物を数回に分けてバイクのところへ持っていきました。 朝から重労働だなと思いつつも5〜6キロの荷物を持って階段を何往復もするのはキツイ。
今日も天気がいいのでそのまま高速道路で一直線に帰っちゃうのはもったいないなと思い、 迂回して越前海岸から帰ることにしました。
キャンプ場を出て県道3へ。 民家の間を信号の無い道が続きました。 どんどん北上していくうちに「剱神社」の看板が見えたので行ってみることに。 神社の周りは商店街になっています。 さびれているけれど…。
剱神社の広い駐車場に停めて散策しました。 木陰と苔むした岩が神秘的な感じを醸し出しています。 その先には小さな神社がいくつかありました。
本殿の周りには木々がそびえ立っていてシロサギが飛び回っていました。 本殿には重軽石が置いてありましたが、私の心の欲望で持ってみたところ重すぎて一ミリも上がりませんでした。 煩悩を捨てよという事なのか。 夫が持ち上げると座布団のから少し離れるぐらいには持ち上がりました。 ひょいと持ち上げるにはどんな願い事が良かったんだろう。 社務所にはお守りなどが売っていました。 自販機もありました。けっこう大きい神社です。 ひたすらコケの写真を撮っている夫を置いて少しベンチで休憩。 今日はいい天気で暑いくらいです。
神社のあとは国道417で日本海側にでました。 田んぼと川沿いを走ったり、木々の中を通ったりとなかなかの快走路。
海岸沿いに出たら年に数回は通っている越前海岸。 後ろからパトカーが出て行ったけど、飛ばしすぎには注意です。
途中で降りて撮影の練習のため釣り船の写真を撮りました。 風のない日は水面に反射する物体も一緒に撮るとカッコいい写真が撮れます。
そのあとは、海岸沿いをのんびりはしり、敦賀ICから高速道路で名古屋へと帰りました。
3.ごはん
- 夕食:鍋+マイタケおにぎり(道の駅九頭竜で購入)
- 焚火のつまみ:マシュマロ、しいたけ、ビーフジャーキー、焼き芋
- 朝食:ベーカリーショップ上坂で買ったパン
- 温泉:車で10分、「ゆうばえ」で。夜9時まで。キャンプ場周辺は曲がりくねった山道で夜は真っ暗になるので注意。
※グーグルマップや現地に看板がにある「金華山やまぼうし高原温泉」は数年前に廃業しています。管理人さんより。